トワ
主人公・友紀のドールで見た目は麗しい感じだが中身は友紀の事で一杯。
友紀の事をマスターと慕い、どんな時でも一緒に居ようとする他、友紀に少しでも害が起きそうなら例え知り合いだろうと脅しかける等最早ヤンデレ。ひどい場合は友紀が来るなと行ってもマスターのためと勝手に行動して、面倒なことに巻き込まれたりとトラブルメーカーな所も。他ヒロイン√でも友紀第一なせいで割とお邪魔キャラ的存在に。
実は昔交流があったお姉ちゃんであり、元人間という衝撃な事実。…人間の心もドールの中に入れられるのか…。
トワの出しゃばった行動のおかげ（？）で生前の母親と再会できたが、その後一人で止まりたくないがために友紀を殺そうとしていたことが判明。トワも止めてもらうことを覚悟し、友紀がそのままトワを止めるのかと思いきや、「トワが止まる時は自分も殺される」という約束をし現世に残すという、今後多くの人形を見送るであろう人形遣いとして失格の行動にでてしまった。
結局トワはエナを含め関わってきた人達の過去を忘れて友紀とずっと一緒にいることになったけど、
そもそも友紀もやたらと決められずにヘタレな行動が多かったためにこんな結果となり、トワも幸せそうだけど過去を消したためにただただ二人の世界に浸っているのが閉鎖的な感じがしてあまり好きではない√。
エナ
幼い見た目でありながら大人びたドール。
ややませてる所があり、友紀の師匠的存在だからか若干偉そうな口調見れれる一方で慣れていないたどたどしい言葉等そこにギャップを感じて可愛らしく、友紀の事を無表情ながらもデレデレ甘えてくるクーデレみたいな一面もある。
あと割とヤキモチ焼きでトワと友紀の取り合いをしたりすることも。
阿須葉の意思を継いだドールなため実際は思い出を持っていない空っぽな存在。
友紀に人形使いとしての指導をした後に消えてしまうという悲しい運命を背負っているが、友紀がエナを取り戻したいという想いから友紀の力でエナの心を連れ戻した。…という感じなのだが、如何せんエナが消えたり復活したり過去を忘れて性格が変わってしまったりとコロコロ展開が変わるせいで、終盤の話の流れが理解しづらかった。エナの中から阿須葉が消えた辺りまではついていけてたのだが…。
あと、一度消えてから「え？もう？」というレベルの段階であっさり復活していたため特に感動したという気持ちにはならなかった。…ちょい駆け足すぎじゃない？
天音
事あるごとにやかましく、おまけにツンデレ風なかまってちゃんなためかなり面倒くさい性格をしているヒロイン。
ツンケンしまくりで理不尽な要求を連発しまくりで友紀を困らせ、そこにトワが乱入し喧嘩する…というのが前半の流れ。
しかし後半から今まで天音を支え導いてきた珠璃の過去や正体が明かされたり、天音の手で珠璃を封印するなど一気にシリアス展開へ流れ込む。今まで珠璃におんぶにだっこだった天音だったがようやく独り立ちできるようになったんだなと。
自分の家柄に誇りを持っており、色々立派ではあるんだけど、前半のやかましさ＆いちいち勘違いして暴走する癖がどうにも離れず、うるさいキャラという印象が最後までついた結果、個人的にそこまで好きになれないキャラとなった。
一方で話自体は分かりやすい部類。
…天音√のはずが内容的に半分は珠璃メインの話でもあった気がするけども。
あと、この√のトワは他√以上に面倒くさい。
美朋
ドール研究会の部長でかつ、いつでもグイグイ行く生徒会長。
友紀の実力を認めており、オタクトークでメールのやりとりしていたのも彼女。悩むときは悩むが吹っ切れた後はひたすらに前を向いていけるなどかなり気持ちの良い性格をしている。
一方で今作において人形遣い関連に一切関係ない人物であったり。
他√と同じく、中盤までは途中美朋と友紀の恋人バレだったりオタクバレだったりと色々厄介な問題も出てきたが、それも解決。終盤は人形遣いとして旅に出る友紀とそれについていく美朋という構図になった結果、逃避行となり色々いざこざが…と思いきや、逃げられなくなったと感じた友紀が追手にまさかの土下座謝罪。この√の友紀、Hシーンでもなんでもかなり子供っぽいというか頼りにならないというか…。
最終的に美朋の父親と和解したけど、勝手に娘を連れ去られた父親として当たり前の反応をしてただけに何故美朋があれだけ騒いでいたのかが分からん。
ヒロインで一番の巨乳ゆえにお色気担当で、Ｈシーンもヒロインの中で一番エロいと感じがした。
ハーレム
珠璃がヒロイン達を煽りまくった結果、友紀とヒロイン達がHしまくるおまけ√。
トワ＆エナ、天音＆美朋の3Pプレイやサブキャラの吉野さんとのHもある。
……珠璃が楽しそうで何よりです。
シナリオ☆1つ
主人公の友紀が人形遣いとして様々な人形たちとの出会いや別れを経て成長していく…と最初は思っていたが、実際はただただ学園生活をおう歌するばかり、後半にはシリアスになるもエナ、美朋√は人形遣いとしてようやく歩き始めようとした所で終わり、トワ√はトワのために生きるという完全に縛られた生き方、天音√は友紀はついでで天音と珠璃の深い絆がメインとどれもこれも思っていた話と違っていて不満だった。
会話の途中にちょくちょく入るモノローグも友紀の気持ちをダラダラ語るため無駄に時間がかかり正直飽きが出てきたりも。
キャラ☆1.5つ
主人公の友紀がヘタレで選べない男。ダラダラ先延ばしにするせいでさらに面倒なことにしたり、選んだことが余計な状況を作り出したりと何かと酷い奴。
ヒロイン勢もトワは騒がしい、天音はいちいちうるさいと微妙なキャラばかり。
その一方でエナは師匠的存在として友紀の事をしっかり見守り、結構ユーモアな発言も多く一番良いヒロインだった。
とても優しい良い師匠。
音楽☆1.5つ
OPはイントロから激しめでハイテンポ、EDは静かめと始まり終わりがはっきりしている曲達。
OPムービーは画面の切り替えが若干激しめだけど歌詞の「永遠」というところで「トワ」がでてくる歌詞遊びもあって割と好き。
Rシーン☆0.5つ
シーンは3Ｐも含めると大体5シーン程。
ただ、トワとエナはドールで血が通ってないのに何故に破瓜で出血が起こるのかが凄く気になる所。
ヒロインの中だと巨乳でスタイルが良い美朋が一番エロかった。
総合65点
予想していた話の展開と異なる上にキャラの不快感もあってかなり微妙だった。
この作品がメーカー最終作と考えるとかなり物足りない感じがする。
キャラの絵やボイスは良かっただけに残念。
