・プロローグ
双方の主人公の目的が分かる序章。
…でもかなり時間かかった気がするけど…割とがっつりやってない?
Oの狙いが謎だからまだまだここから。サクサク話が進むし分かりやすいからこの時点でも結構楽しい。
・chapter1
行動開始。
…だけど慎也編は少々薄め…。逆に雄馬編は神域で色々調べたりとかなり話が進展している感じがする。
色々先が気になる所。
・chapter2
O関連等でそれぞれで話で大きく変化。
結構きな臭くなってきやがった…。
・chapter3
ついに現実世界まで影響
いよいよ物語は佳境って所かな。
雄馬編は色々戦闘とか激しかったが、慎也編は割と平和めな感じ?
・chapter4
異変がおかしくなった後の街。
色々決戦前の準備段階っていった所か。
ここから1本道になるっぽいしラストは近そう。
・chapter5
全ての決着。というかやっぱ主任ラスボスかよ。
ウロボロスの見た目が予想以上に気持ち悪かったけど、かつては人間に戻りたかったという意思を持っていたのは本当可哀そうな所もある。
分岐によってはBAD直行。…というかトゥルーエンド=ハッピーエンドなのね。
といった感じ。
かなめ
神域に10年間閉じ込められていたわりに現状に悲観しておらず、むしろ迷い込んだ人を積極的に助けてあげる正義の味方みたいな雄馬編のヒロイン。…いや10年いたから逆に達観してしまったのかも…。
お姉さん的存在だが、若干厨二が入っている残念な姿も。というか戦っている時は凛々しいのに、それ以外の時は割と不器用で逆に面白い。
藤花
神域に迷い込んだ影響で幻覚等に悩まされる慎也編のヒロイン。
ほんわかしているが、心配されないよう明るく振る舞っておりメンタル面ではかなり強い。自分が大変な状況なのに妹の橘花や慎也を身を案じるほどに。
たまにある優柔不断な所も好きだし、クソな父親に対する毒舌もいつもと違うギャップがあって怖い。
由那
雄馬編のヒロインで幼馴染…だけどサブみたいなものかな。
ネジが取れた奴ばかりの雄馬編の中で唯一のちゃんとした恐怖を感じていた人間。
この娘を連れて研究室に行くか行かないかでその後が大きく変わる。
橘花
慎也編のヒロインで藤花の妹…だけどサブみたいなもの。
口が悪いしすぐおごってもらおうとする等わりとマイペースな所があるが、藤花の事をとても大切にしている優しい所も。
ただ、若干ヤンデレな所も見られたり…というか藤花がいない時を狙って迫るのは流石にどうかと…。
シナリオ☆2つ
今作は雄馬編、慎也編とW主人公で話が進む。逆側で何か行動を起こすとフローチャートが更新され、分岐されるようになっている。片方でバッドエンドだとそのままもう片方もバッド確定だ。
だが、主人公同士で会うことはなく雄馬に至っては慎也の名前すら知らない状態で物語が終わる。何かしら接点ができ、最後に出会うのかと思っていただけにこの展開は残念だった。唯一かなめと藤花がトゥルーで出会うくらい。
というか影響が起きるフラグ少なすぎない?まあ複雑になりすぎても辛いかそれは。
また、それぞれの主人公で話の格差が感じられた。
雄馬編は神域での戦闘だったり、覚醒や自ら調査に突っ込んでいく等があったが、慎也編は大体篠原さんが調べてから行動だったり、そもそも作戦会議が多く、若干薄めな感じがする。まあ最後は美味しい所持って行ったけども。
序盤は先が気になる楽しさがあったが、後半になっていくにつれてネタバラシ関連が一気に多くなり、盛り上がりが欠けた印象。まあ今作における謎は大体判明はしていると思うが…。
話は分岐はあるものの一本道に近い。そして何故トゥルーエンド以外は実質バッドエンドにしたのかが謎。由那や橘花はそのせいでバットエンド専用ヒロインみたいな感じを受けてる。
キャラ☆2つ
雄馬はとにかく自己犠牲感が半端ない。というか覚悟決まりすぎてて怖すぎる。トゥルーで人外になったのに一切迷いなくかなめと一緒にいると言いきるの本当男らしい。
慎也は頭いいように見えて実際は迷いまくるヘタレな一面が多かった。
サブキャラは大人勢ばかりだが、良い奴が多い。特に篠原さんは滅茶苦茶いい人。リンドウは途中裏切るんじゃないかなと思ってたら最後まで義を通した良い姉御。
ただ父親系はクズ。特に藤花、橘花の父親はあまりにも酷すぎてぶん殴りたくなった。慎也の父親も頭狂ってるけど、まだマシ。
好きなヒロインは藤花かな。
音楽☆2.5つ
OPの「Into the Night」はムービーや英語歌詞も相まってかなり格好いい。
それ以外の曲も非常に良い。特に「EVER AFTER GROW」のああ、これで終わりかあ…と感じられるのががとても良い。
Rシーン☆2つ
シーン数は2~3シーン程。シナリオによっては突然Hが始まったりする。
シーン自体は短め。ただ、かなめ&藤花は恋人通しのラブラブHが大半なのに対し、由奈&橘花のシーンは失った後の傷の舐めあいという感じで結構辛い。
きっついわ。
CGは動くが、若干のモザイク貫通やカクカク動いて違和感があるなど出来はあまり良くない。
総合76点
色々期待しすぎだったかなあと思わざるを得ない。
もうちょい点数上げてもいいかなと思ったけど、強制終了やテキスト・音声ミスも凄く多く、プレイしづらかったのでこの点。
ちょっと残念。