咲沙希
立哉のかつての絵の師匠の娘、ヒロイン最年少でとにかく馬鹿真面目で真っすぐ。…しかしそんな性格のせいで冗談があまり通じず、特に絵の事になると無理難題も頑張ろうとしてしまいそうで怖い。ただ周りから好かれやすいタイプだったりする。
結構子供っぽい所もあり、特に立哉と付き合い始めてからは良く表に出るようになっていた。
最初はただただ立哉の元で絵を学びたい、立哉のような絵を書きたいという悪く言えば安直な考えだったが、本気で芸術に向き合うということはどういうことなのか、上手くなるためにはどのようにしなければならないのかなどを立哉に教えてもらい、最終的に落選はしたものの自分の満足のいく絵を描くことが出来た。他√では立哉が画家として立ち上がるのがメインだったが、こちらは咲沙希が画家として成長していく物語となっている。
咲沙希自身感性は良いが、天才ではないため、より厳しい努力をして頑張っている姿が強く出ていてるのも良かった。立哉もそんな咲紗希を画家としてだけでなく精神面で支えており、正に師匠であり先生でもある。理想的な姿なのかもしれない。
そしてエロい。性欲がほぼほぼ我慢できてない。
最初こそセックスすらまともに言えるような感じではなかったのに、加速度的にエロくなっていく。
Hは当分控えようと言われた数日後に立哉に自慰を見せるプレイをしたり、ドMで嗜虐趣味があるせいでやたらと責められるシーンが多かったり、そもそもプレイ中の隠語が圧倒的に多かったりと他ヒロインと比べると圧倒的な変態。立哉も割とノリノリだったし。
事後もエロい。
いろは
金髪ギャルで話し方も滅茶苦茶軽い、それが先生だろうと先輩だろうと。
ただ、その見た目と裏腹に面倒見は非常によく、酒に頼らないと眠れないような立哉の体調を心配して料理を振る舞ったり、画家として立ち直れていない立哉のそばにいつも付いていてくれる。いつでもニコニコ楽しませることもあれば立哉の事を思って泣いてくれたりととても良い娘、だけどアホ。
他ヒロインが画家見習いや小説家なのに対し、いろははファミレス等でバイトしたり、友達と普通に遊んだりするなどごく普通の女子学生。
しかし、そんないつでも明るく優しい普通が立哉を勇気づけられたのだろう。
自分はこの普通が当たり前と思っても、他の人にとっては救われると思うほど素敵な物なのだから。それを自然に行っていたいろはは凄いんだなって。
塗り絵に関しても、お金は二の次でただただ子供達に喜んでほしいという想いも伝わってくるし、これほど優しさ溢れるギャルもそういない。……いや最近がそうでもないか…。
Hも積極的に迫ってくるのも良い。
てかアナルHやたらと強調していたような…?
後水着H欲しかった。
おっぱい強調されまくっててエロい。
桜綾
売れてる若き小説家。絶対的自信に満ち溢れており、どんなに雑に扱われようとも他の小説家を追い越してやろうという反骨精神を持つ努力家な所もある。普段は立哉の事を翻弄しており、先生と呼びながらも小悪魔的な所も見せるが、自分の小説の相談をするなど信頼している所も見られた程度だった。
しかし、過去の立哉の事を知るために、学校を休み国を周って立哉の作品を探し出すほどに立哉を想っていたのは想像以上だった。余程自分の知らない立哉があったことがショックだったんだろう…本当に好きだったんだな。
そんでもってモノローグとかで独占力が割とあったりする所も判明してそこがまた可愛い。
芸術家として立哉を発破し続け、新しい道に導いてくれた彼女。
かつてのディーラーと決別できたのも、イラストレーターにしたのも全て桜綾のおかげ。
お互いがお互いのファンだからこそ二人三脚で頑張っていけるようになったんだろうなと思う。
また恋愛もそうだが、仕事している時は相談し合いながら取り組んでいる等あらゆる面で相性が良かったんだろう。
そして桜綾は付き合い始めてからは小悪魔的な所も少なくって、むしろ積極的にラブラブしようとしていたのがいじらしい。裸ワイシャツ姿反則だろ。
ただHは桜綾から求めてくることは多いが、してる最中は完全に翻弄されており完全にデレデレにされていたのは良かった。
裸ワイシャツはロマン、エロい。
シナリオ☆2.5つ
正直期待していなかったが中々に面白かった。
どのヒロインと付き合うかによって、立哉の未来も変わっていく。それが色々な形の幸せのがあると感じられた。
ヒロイン達も最初から好意を持っていたが、付き合うにつれてどんどん好きになっていく過程も見られたのも良い。
芸術を主体にしているため、歴史や絵画等の知識が必要そうな所もあったけど、それでも楽しめた。
キャラ☆3つ
どのヒロインも可愛い。最初から全力で好き好きアピールしてくるのがたまらない。
真面目な咲沙希にギャルないろは、少し小悪魔な桜綾と全員が全員良い所を持っているため甲乙つけがたい。一番と言えるキャラは言えない全員好き。
主人公の立哉も過去に苦い経験をしているためか、何事も冷静で大人として立派な姿もあった。才能に嫉妬しすぎない所も良い。
…まあHでは暴走してるけど。
音楽☆3つ
OPの「二人スケッチ」が本当に素晴らしい。
明るく疾走感もあり歌詞もとてもダイレクト。サビ前のテンポが若干気になるけど、そんなの関係無しに良い曲。
「隣で笑っていてほしいから 全力で君を守っていくから」
EDの「君といるコト」も立哉が彼女に対する想いを歌った歌。
サビの「ありがとう 大好きだよ」が本当染みる。
Rシーン☆2つ
ヒロインのよって性癖がバラバラそれ故に様々なシチュが楽しめる。
ただ、汗描画がいろはだけあったり、強烈な隠語が咲紗希だけあったりと他ヒロインにも欲しかったかなと思う要素もあったり。
ラブラブ全開で最高なのだが、シーンが√後半に固まり気味でたまに間をあけずすぐ次のHなのもあったりしてちょっともったいない感じもしたかな。
総合88点
イチャラブゲーとしてかなり良い出来。
最初はただただキャラゲーだと思っていただけに話も中々面白くここまでだとは思わなかった。
もっと見ていたいなと思う良作だと思います。