以下感想
ネタバレあり注意
ASa Projectの新作。
ここのメーカーのエロゲは「プラマイウォーズ」「スキとスキとでサンカク関係」くらいしかプレイしていない。
当初買うつもりはなかったけど、4月に買う予定のエロゲが少ないということから気まぐれで購入してみた。
結愛
煌奮闘編と煌√の結愛は宮子のためとはいえ露骨に酷い事しまくってるから嫌い。だけど結愛攻略編は好き。
最初の印象は最悪で、いつもふざけた態度なのがイラつくし、凪青が宮子と結ばれるようにするために煌を振らせたり、過去に関しても母親の幸せの事も考えずに自分の理想の恋愛ばかりを想像して挙句妹の真愛に当たるとかこいつ本当酷いと思った。
でも、凪青や他の仲間達が全力で結愛に愛を伝えたことで態度が緩和され、二股を止めた凪青と付き合い始めてからは可愛い所が凄く多くなり、いつの間にか嫌いになれなくなっていた。
性悪で真面目な事を言ってもふざけて返すなど最初に付きあっていた時と同様軽い感じに思えるが、凪青とキスをしたがったりくっつきたがったりと実は誰よりも愛を求めており、最後の浜辺の場面の涙は諦めていた運命の恋をようやく叶えることが出来たのだなと思うと少し心に来る感じがする。
軽い恋をしたい&誰も愛さない…ある意味で似ているようなそんな二人だったが、ついにそれが一生物の恋になったのは何かストーリーを感じる。
第一印象で嫌いになったキャラは最後まで嫌いでい続けることが多い俺だけど、結愛に関しては最終的に結構好きなキャラになった。
ただ、両親との関係の改善を少し見たかったかな。妹の仲は解決してるけど、母親と喧嘩状態なのは変わってないと思うし。
煌
ヒロイン勢随一の癒しにして愛に一直線なたこ焼きホワホワ娘。
何事も真面目で一生懸命。特に酒に酔ってホワホワしている所や特徴的な鳴き声でぶぇーと泣いている所とかもう色々たまらない。というか可愛すぎていじらすぎて最高すぎ、見てて本当に飽きない。
ここのシーン本当好き、何回もリピートした。
凪青の二股を許し、結愛にホワホワしながらも立ち向かう懸命な姿や、散々悪役ムーブしてきた結愛にそれでもちゃんと友人としていたいという甘い考えを持っていたり、傍から見ると単なる都合が良いような女の子なのに、守ってあげたくなるし応援したくなるそんな魅力を感じた。
結愛に対するラブラブ作戦の最後の一撃も予想外すぎて笑った。いやもう本当凄いよこの娘はエロ娘と同時に凪青をどれだけ好きなのかが良くわかりすぎてしまう。
結愛との決着がついた後は、何かとクズムーブしてくる凪青に厳しく当たることもあるものの何だかんだで許しちゃうちょろい所もあった。まあでも凄く幸せそうだからほっこりするけど。
街中で普通やらんよそれは。
今作最可愛いヒロイン。
泣き顔も吐き顔もずっと見ていたい。(実際吐かれるのは御免だけど。)
瑠衣
最初は結愛との仲直りに利用しようとしていただけの強気な女…かと思いきや、二股のサポートとしては度が過ぎるレベルで面倒をよく見ているほか、他のキャラ達の仲をも受け持ったり、凪青を「二股クズ野郎」とツンケンしながらもなんだかんだで助けてくれたりと凄く良い性格をしているヒロインもといオカン、おっぱいのついたイケメン。
クズで色々適当な凪青に細かい所まで良く見る瑠衣と相性自体は抜群。凪青が自業自得でとんでもない状況になっても見捨てたりせず、ちゃんと面倒を見てくれる。
というかなんでも許してしまう辺り、ダメ男に弱すぎでは?
またオタ趣味で暴走するルイルイはとても可愛い。キラキラ眼結構好き。単に自分の推しアニメも強要させるようなこともせず、面白く見られるよう色々考えている辺り、オタクの鏡みたいだ。
コスプレ熱はとんでもないけど。
瑠衣自体がMだからか、Hも首絞めだったり押し付けバックだったりと普通の彼氏彼女がやるようなHじゃない。まあ瑠衣も喜んでるから問題ないが。
そんな凪青の欲望すら受け止めようとする…やはり瑠衣は今作随一の苦労人だな。
将来良い母親になりそうだけど、今後も色々苦労しそう…。(主に凪青関連で)
仲直りした瑠衣と結愛の笑顔の写真、また親友に戻れた感じがして好き。
宮子
凪青が軽い恋愛をしようとしたきっかけであり、涙フェチになったのも全てが宮子から。元々宮子と恋愛をするために二股をしてたと思うと…いやまあ二股は流石にクズだけど。
悠々自適な気まぐれ猫でいつでもマイペース。その上猫耳すら自在に出すという謎の能力を持つ。…というか猫耳感触あるっていったいどうなってるんだ?
海に逃げた凪青を追いかけたり、夜に寂しさから凪青の布団に侵入したりとやってることが本当に猫。最早猫の擬人化。ただどんなにクズな凪青でも大切に想い続け、他√では例え恋人になれなくても離れようとしない程。依存というかこれ最早ペットと飼い主じゃね?
自覚してるのかよくにゃーにゃー鳴くし。まあそこが可愛いんだけど。
何考えているか分からないような時もあれば、宇宙と交信してるような表情があるなど静かな感じに見えて割と豊か。
威嚇してるときの宮子凄く好き。
お互い境遇が似た者同士で親がクズという点から惹かれあい、正式に彼女になってからは今まで避けていた「好き」という言葉も良く使うようになったのは、ようやく過去から解き放たれたということなのだろう。
宮子の部屋を掃除するシーンはまるで過去の苦い想いも掃除しているように思えた。そして部屋から持っていくのはかつて凪青と一緒に学校にいた時の制服だけ。これだけでも凪青のことをどれだけ想っているかが分かる。
ここのCG本当に綺麗。
性欲も強く、凪青以上にHを迫ったり寝てる凪青の横で自慰をするほど。
野外で服の中が裸な所は興奮しました。
ただの変態。
ただ煌への被害が大きすぎるし、結愛の頑張りがなければ付き合えなかっただろう。
…というか煌にはマジで土下座しろレベル。
レイラ
心に色々抱えている面々の中で数少ない表と裏が殆ど無いサバサバしたキャラ。
常に明るい上何かとフリーダムな行動が多く、真っすぐ欲求のまま動いている一方で、煌をちゃんと見ており、親友らしく心配することもある。…のだが煌の事を良く見すぎるせいでレイラ√では色々大変なことに…。
元々は煌と同じようになりたいみたいな感じから始まった凪青との身体の関係だったが、レイラの性欲が完全に爆発し、色々な所で求めるセフレ状態に。
おまけにレイラ自ら結愛と煌に関係をバラしたこで、凪青が二人に責められそのままEND…。
うんこれ典型的な二股したクズのオチだわ…。まあ煌とヤッてそのまま性欲開放した凪青が一番のクズなのだが、レイラも悪意がないだけ質が悪いんだよな…。
ただエロさは凄い。特にバニーガールと水着。
精華
見た目は美人、だけど性格は女王様気質。おまけに結愛を性的な意味で好きなレズ。
行動や言動が過激で結構危険だが、結愛に対する気持ちは本物で名前も照れくさくて呼べないと恋する乙女だったりもする。
凪青を目の敵にしていたけど、結愛が幸せになるなら付き合うのも許そうとしたり、ミスコンに出るなど色々手伝ったりしてくれるなど割と親切な所も。…嫌いになれないよねえ。
精華の勘違いで襲われ、挙句凪青に泣き顔を見せてしまったことにより惚れられ、挙句セックスが結愛にばれるという踏んだり蹴ったりな精華。
ただ、精華もまんざらでもないような表情してたし、まあある意味で幸せなのかも…?
涙目でキッと睨みつけてるその表情は確かに可愛い。
瑠那
瑠衣の妹でギャル。
良くあるませたイケイケ系で凪青をセンセとからかったりする一面もあれば、姉の瑠衣のオタ活に付き合ってあげたり、オタ関連で暴走する瑠衣のストッパーになったりとバランスが取れており、姉妹仲も良好。
ミニシナリオはパパ活。
これ凪青と恋愛関係に繋がらんじゃ…。というかデキ婚になりそう。
なごみ
寮の母親的存在。
人妻みたいな雰囲気を醸し出している処女。
基本ほんわかで怒らない。…理想的すぎない?
ミニシナリオは夢オチ。
いやHシーンリアリティありすぎない?
シナリオ☆2つ
大学生らしい軽いノリで展開するラブコメディ。
遊びまくり下ネタ連発しまくりと普段あまり見ないような展開が斬新で面白かった。
主人公・凪青が明確に二股をしているのに極端なシリアスにならずここまでギャグで持って行けたのも、今作のぬるい雰囲気が大きな所だろう。
共通√後半という早い段階で凪青やヒロイン達の壁やわだかまりが見えていたこともあってか、各ヒロイン√で殆どのキャラがそれぞれその時に応じ、異なる方法で壁を乗り越えていけたのは、どのエンディングもトゥルーエンドなんだということが見られて凄く良かった。
キャラ☆3つ
4人のヒロイン全員が嫌いになれなかった。それほどまでにパーフェクト。
特に煌はもう好みど真ん中ストレートで、もうずっと酔わせてたこ焼きで餌付けしてあげたいほどの可愛さだった。
主人公の凪青はクズクズ言ってる自称クズかと思いきや、割と言動や行動がクズで笑った。(特にHシーンは基本イケイケ系クズ)しかも自ら自覚し開き直ってるから始末に負えない。
好き嫌いが分かれそうな主人公かも。俺は可もなく不可もなくだったけど。
音楽☆1.5つ
OPの「恋の未来図」はサビは良いんだけど、なんか曲に合った力強さがあまりない感じがした。EDの「ずっとずっと」はこれからも二人この先も続いていくような雰囲気の歌詞で好き。イントロからしてスタッフロールが流れていくようなイメージがした。
Rシーン☆3つ
各ヒロイン最低5シーン、サブキャラにも1~2シーンあるなど非常に多い。
Hシーンですらアホみたいな掛け合いが続き、さらには中に出したい凪青のクズ発言連発も笑いを誘う。
身体のエロさや喘ぎ声、Hシーンでの描写は非常に濃厚で良かった。
夏ならではの開放的なHシーンからコスプレH等幅広くそろえているのも〇。
また、凪青やヒロイン勢の性欲が強いせいか、各√に入ると頻繁にHシーンに突入しており休むタイミングを与えない。流石に毎回挿入シーンがあるわけではないが。
普段は好意を言葉もせず態度にすら出さないようなヒロインが、H中の表情や仕草からヒロインの「好き」が伝わってくるのが何より良かった。
総合89点
キャラギャグゲーとしては非常に良く出来た良作。
どのヒロインも魅力的で最高だった。
アサプロのエロゲは久々だったが、これならまた次作も買っても良さそうだ。
- 2022/05/11(水) 22:30:40|
- エロゲ感想2022年
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