アイリ
元気で明るい女優志望。
何事もテンションが高く、自分の夢のために努力もかかさない後輩。
ただ、一度演技に関して責められると夢を諦めかける等、打たれ弱いところもあったり…流石に1回オーディション落ちたからってそこまで深く考えすぎなくても…雑誌に書いてなかったら多分そのまま諦めてたかもだし…。
主人公のタクトも映画監督の夢をあっさり捨てるような真似するなと。お前までアイリに引っ張られてどうする。
まあ復活したら、いつものように明るい後輩に戻ったけどさ。
ようは子供っぽい単純な性格なんだろう。
タクトが先に成功し、アイリがそれを追いかける構図は割と珍しいのでは?(ヒロインが成功し、主人公がそれを追いかけるパターンの方が多い気がする。)
ナミ
映画研究会を影で支える最上級生。
タクトがポンコツになっても冷静に周りを見ることのできる貴重な存在。映画も当然大好き。
基本子供っぽいヒロインばかりだから特に大人っぽい。
付き合い始めてからは、タクトにデレデレな上、かなりエロい。攻めたり攻められたり喘ぎもすごかったりとHに積極的。
その一方大事な所で決断力がなかったりする。タクトの海外留学についていきたいけど家族やら進路やら…と最後まで悩んでいたが、タクトに付いてきてくれと言われたらあっさりその場で付いていく等、最初からそう行動しろよと。…てかすぐ海外に行ったけど学校とか家族とかいいのかよ…?
個別√は特に重い展開になることもなければ、エピローグで語られることも無いし、色々不満が多い√だった。
ヒカリ
タクトとずっと一緒にいた幼馴染み。
突然現れたソラに敵対心を持っており、事あるごとに対決する。
子供っぽいところも多く特にタクトに対しての独占力はすごいが、幼馴染みが長すぎたせいか、あと一歩関係が進まなかったり…。
告白してからは最初こそ恥ずかしがっていたが、今まで我慢してた分くっついてはしゃぎまくっていた。
中盤まではソラに取られるかもしれないという焦りもあるにも関わらず勇気が出ないヒカリに、幼馴染を超えた感情に理解できないタクトとという距離が近すぎる故の葛藤が非常に多く見られた。
告白以降はひたすらイチャラブだったけど。
ソラ
見た目も中身もまんま大人になったヒカリ。違いは料理ができるくらい。
とはいってもヒカリとタクトを巡って争っているからその点は成長してないが…。
ヒカリを気にしながらもデートで喜んだりするなど可愛い所が多く見れた。
最初は「未来からきたヒカリ」だと予想していた。タクトに通院を進めてたり…というかそれしか考えられないじゃん。なにか未来を変えようとしてるのかなあと。ただどうやって過去に来たのかそれが分からなかった。
…この予想はある意味で当たっていてある意味外れていたとも言えるんじゃないかな…
最後の最後であからされた真実。なんとこの「ソラコイ」の舞台は映画研究部で撮った映画。
ようは劇中作みたいなもの。ソラはその映画の登場人物として演じていたって感じなのかな?
んで現実のタクトはもうこの世にいなくて、ソラはタクトが残した映画を観ていた…ということだったのか?うん、これは予想外でしたね…。
しかしこれは…いやーまじかー…現実だと表彰式にすら出れなかったタクトは、映画の中だけども夢を叶えることが出来たのか…切なすぎるだろ…。
そしてタクトの最期の映画を観ることで、ようやくソラ(未来のヒカリ)は前に進むことが出来たんだな。なんというか…色々辛いね。最後のヒカリの告白シーンが特に映画っぽい。
そして映画見終わった後のソラの名前がヒカリになるのも凄く好き。
OPムービーがすでに伏線まみれなのねこれ。
最後のEDムービーが真っ暗なのはソラコイのエンディングって意味だからなのかな。
シナリオ☆1.5つ
ソラ√は終盤含めると良かったが、それ以外の√は微妙。
特にナミ√は微妙だった。
まあ登場人物の少なさや場面の切り替わり等は映画だったからこそと考えると演出面は中々だと思う。
イチャラブ要素もちょっと短めだったから、もう少しボリュームが欲しかった。
キャラ☆2つ
主人公のタクトが優柔不断な所や幼馴染二人に対する態度が結構イライラする。
ヒロインはソラは一番かな。まあソラもヒカリなんだけどね。
自分の夢のために頑張るアイリも良かったけど。
…というかアイリ√だけ数年後があるんだよね…ってことはこれだけ映画じゃないのか?
音楽☆3つ
OPもEDもクリア前とクリア後に聴くと全然印象が変わる曲達。
OPの「sign」は歌詞がソラ(ヒカリ)の想いが詰まっており、ソラ√後に改めて聴いてこの曲の凄さに驚いた。
サビの部分の静かな盛り上がりや曲間のサックス等が凄く合っている。
「主役になんてなれなかった 僕に光はあたらないから 諦めた想いを 空に捨てた」
EDの「空恋」実はカサブランカの蕾を先にプレイしてたから曲自体は知ってたけど…いやあ…ここまでマッチした曲だったとは…。普通に聴いたらとてもエロゲの曲と思えない。ただ爽やかでどこか切ない(そしてどこかで聴いたことのあるような)メロディや歌詞はとても良い。そしてこれもまたソラ(ヒカリ)の曲。
…カサブランカの蕾の時はゲームと合ってないじゃんって酷評してたけど、今回は…本当素晴らしい。
「君は greatest girl 離れてたら届けるだろう 夜空に輝く 星の光のように」
今作プレイして一番の評価点はこの2曲。
ゲームプレイ後に改めて聴き、ここまで心に染みる歌はそうはない。正直ゲームより感動したかも。
100点満点最高な2曲です。
Rシーン☆1つ
可愛い系の絵のイチャラブHは良かったが、エロさはあまりなかったかな。
ナミさんはかなりエロかったけど。
淫語もなく、後半にHが固まってるせいでただ消化してるような感じもした。
総合76点
局所的に良かった所はあったが、全体でみると少々微妙だったかな。
ソラ√ラストのインパクトと歌で大幅加点。
OPもEDもマジで良かった。