ルー
元・敵国留学生。他国から来たということだが短気で猪突猛進な性格で遠慮は一切無しの暴走娘だが、過去は過去とけじめをつけてシェリー達と友人として付き合っている気持ちの良い性格でもある。
途中リディアにそそのかされたりして、少し傾きかけたが結局最後まで真っすぐ貫き通した。…ただ英雄を目指すならもう少し喧嘩っ早い所直した方がよいかと思う…。
戦闘面
最初遅すぎて使いづらい…と思っていたけど、かなり硬いおかげで敵がワラワラ出てくる集団雑魚戦では一騎当千の活躍をしてくれた。スタンもしづらいからある程度ごり押しがいけるというのもでかい。攻撃力も高いし。
後、岩がクソ強い。適当に魔法打ち込むだけで周りの敵がスタンする。
八雲
一応年上らしいが、大飯食らいな上にマイペースな所もある少々目の離せないお方。普段から周りが敵という割にのんびりしているような…。結構無防備な所も多いし。
そして兄の復讐で帝国に来た…のだが実際は国が崩壊し、故郷や人々がみな無くなってしまった結果二重人格で兄の性格を作ってしまったという予想以上に重い感じに…てっきり操られているのかと…。
戦闘面
いわゆるカウンタータイプ。タイミングさえあえば滅茶苦茶強いけど、相手のモーションを読まないといけない上に、出が少々遅めのため扱うには少々てこずった。
攻撃自体は早いのは良いけど、脆いから多分慣れが必要だな。
カミュ
探偵キャラというかファミリーネームが「ホームズ」だからなあ…まんま…。
ヒロインの中で一番ちんまいがクールなボクっ娘。だけどプリン大好きだったり歯医者を怖がったりと割と子供っぽいところもあってそこがまたギャップがある。色々文句を言いながらも手伝ってくれるある意味素直じゃない所も。
戦闘面
銃を使う遠距離攻撃主体キャラ。ただ遠距離攻撃のシステムがタイミングが必要だったり、そもそも接近戦を持ち込んでくる敵ばかりだからあまり活用しづらい。ただ9章の重量系ハンマーの敵との相性が抜群なお陰でラスボス前に回復ポイントを作れたのは良かった。…それくらいしか活躍してないんだけど。
永羽
主人公。「何故かいきなり異世界に飛ばされた」「クラリアスに纏えるようになった」など色々謎が多い人物。大まかな過去も明らかになっていないし、ヒロセという妹も結構謎めいている…割りに作中では特に説明などなくそのまま進む。
順応性も高く、ボイス選択肢の最大ボイスだとアホキャラになって面白い。
永羽に対するエピソードも入れてほしかった。
戦闘面
かなり使いやすい近距離アタッカー。
出も早いし、攻撃も溜め攻撃と使いやすい。火力も出やすいからダメージソースとしても役に立つ。流石主人公。最も魔法は少々使いづらいが。
シナリオ☆1.5つ
異世界に来てしまった永羽が国を救うためにヒロイン達と協力して敵と戦っていくストーリー。個別√はなく選んだヒロインに2~3つほどのエピソードと最後のエピローグがあるだけで基本一本道。なので2週目以降は話関連はどんどんスキップできる。
肝心の内容は結局一通りは救ったものの、結局目先の問題を解決しただけで近い将来起こるであろう出来事はスルー。実際、その後大きな戦いが訪れるらしいけど軽い説明だけで終わり。
謎の多い人物は謎のままで、主人公の永羽やノイマンなどは殆ど掘り下げられていない。
ただまあヒロイン関連の問題は解決しているからまだよい方か…。
…元の世界に帰れない帰ったとしても戻ってこれる保証はない感じだったのに、最後、普通にセイレムに戻れたのは笑った。いやそんなあっさり戻れんのかよと。
キャラ☆2つ
ヒロインは八雲が割と好き。腹ペコキャラで面白い。
主人公の永羽は世界を守ると決めたらそれを貫き通すあたり中々で選択肢でキャラ崩壊レベルで暴走できるの良かった。
サブは悪役もサポートしてくれるキャラも多いのだけど、敵サイドだったキャラが後半手助けで活躍するキャラも多い。あと、リディアが消えたと思ったら消えてなかったりと割と曖昧だったのも気になるところ。
降雪山殿が強い老戦士という出で立ちで格好良かった。ナッシュ攻略したい。
音楽☆1.5つ
OPはKOTOKO。これはI've Soundっていうのかな?最近聞いてなかったからこういうサウンドは久々でAメロが特に良い。サビの盛り上がりは少々弱い感じがしたけども。
ラスボスで挿入される「Allegro」は曲の入りが好き。
Rシーン☆1つ
各ヒロイン2シーンで少な目。
特にアブノーマルなシーンもなくイチャイチャしてるプレイメイン。
八雲のお風呂Hは良かった。
ゲーム性☆1.5つ
クラリアスというメカ(?)に憑依、操作して戦うシステム。ゲームパッドはほぼ必須。
相殺したりジャスト回避をしながら見極めていき、弱点をついたら一気に攻める。この攻めの時はガンガンに攻撃が出来るのでかなり気持ち良いし、コンボも色々繋がるのがとても爽快感がある。
また仲間キャラもそれぞれ特徴があり、使い分けていくことで戦闘を有利に出来るのも良い。
こういった様々なシステムがあるのだが、その説明はヘルプに書いてあるだけで初見の時どういう意味なのかが良くわからなかった。チュートリアル必要だったのではなかろうか。
またカメラワークが酷く、視界がドアップしたり広がったりするので相手の弱点が見づらい場面が多くあったし、ジャスト回避がシビアすぎるなど慣れないと大変な気がする。
一部ボスは結構強かったりするのだが、ストーリー上ガンガン話が進むため、レベル上げなどはできない。最も腕があればクリアできるようにはなっているけども。それ以外だと理不尽すぎる戦闘もいくつかあった。特に円卓の騎士の3回目の鐘が「鳴ってる最中に撃破」とクソ面倒くさい。最初、鐘3回までに撃破しても良いみたいな雰囲気だしといてそりゃあねえよ。
そして序盤ボスのグラム。今までのボスはごり押しで戦えていたが、こいつはそんなことでは勝てず、ジャスト回避や相殺を上手く使わなければいかない。しかもリザ持ちで一度HPが0になっても復活する。まだ仲間が全員そろっていない状況でのこのボスは出る所間違えてんじゃねえかと思わざるを得ない。…最もこいつのお陰でシステムを多少理解できるようになったのだが…。
結論からハマるハマらないは人それぞれという感じだろう。
俺はあまりハマらなかった。まあもう少し敵やボスが多ければ良かったかもしれないが。
総合70点
色々投げっぱなしな所も多く、戦闘もアクション初心者お断りみたいな感じで優しくないため個人的に微妙。どうやらアペンドの「閃鋼のクラリアスF 〜グリムを紡ぎし者〜」があるらしいけどまあ買わないかな。