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穹が凪ぐ音の夢

エロゲの感想や自分の一日を日記みたいに一生懸命、書いてます。

恋×シンアイ彼女 感想

以下感想
ネタバレあり注意
恋×シンアイ彼女


Us:trackより2015年に発売されたエロゲ。
ここのメーカーの処女作…というよりこれ以降出してないっぽいから、今作を出したいがために作ったメーカーなのかな?
当時は物凄い炎上騒ぎになっていたらしいが果たして。


1章

まだ始まったばかりでヒロイン達も殆ど登場していない。主人公の洸太郎のモノローグが若干多い感じ。第一印象は彩音が良い。あのツンデレ感が特に良い。
一方で星奏はなんか好きになれん。というか告白の返事がまだっていう点がちょっと…これは後に説明されるのかな。


2章

初歓祭の活動とそれに伴う映研との合同作成が中心。そして洸太郎がようやく小説を再度書こうと強く思った章でもある。
部がなくなりそうな状態の割に結構穏やかに進む。部長も映画に関しては真面目なんだけどそれ以外の所が何とも言えないサブキャラであまり好きになれない。そして彩音に対する周りの反応が悪すぎ…。
後、凛香が割と面倒見が良くて高評価。…部を潰す言うてるわりに結構色々様子見てるよね…。まああの喫茶店が気に入ったって所もあるんだろうけども。



3・4章
ここから個別√


星奏
星奏 恋×シンアイ彼女
いやー凄いところで終わったな…。終盤に詰め込んだかの如く明かされる星奏の謎、そして突然の転校…。まあプロかもなと若干は思っていたけども。
最初から自分の事を多く語らない謎が多いヒロイン。そして普段はとてもポヤポヤしていて危なっかしいところが度々見られる。良く寝るし、良くボケるし…。
ただそれは表面だけで本当の星奏はプロとして立派に活躍している大人な部分が強いのかもなと思った。その一方であれだけ√序盤に洸太郎を大切にするだの好きだの言っていたのにメールでの「ごめんなさい」だけな上にそもそも手紙を返さなかった理由もはっきり言わなかったし、いくら洸太郎が踏み込まなかったとはいえもう少し配慮してやれよと…というか夏で終わりだったんなら付き合うなや。
まあ星奏も洸太郎の事が好きだったんだろうけども。まるで子供の時に戻ったような明るい二人だったのがとても眩しく感じる。



彩音
彩音 恋×シンアイ彼女
青春だなあ…青春してるなあと。そして洸太郎の性格が他√と激変してるレベルで展開されるラブコメ。とにかく友人たちを巻き込んで馬鹿騒ぎみたいなこともしているしそこもまた良い雰囲気だなと
作中では重いだの言われていた彩音だけどいやあ一途で良いじゃないかと。しかもラブレターまで出した上に返事貰えないでいたのに、そこから忘れることができずに普通科に転科するなんてねえ…洸太郎はアホじゃないだろうか。…まあこの√の洸太郎はアホだけど。

付き合ってからは漫才のような掛け合いをする二人。デートでは洸太郎のボケに彩音がツッコミで立ち回り、たまに彩音にデレされる言葉をかけて彩音が照れたりと可愛すぎる姿目白押し。それだけでなく服飾科でのいざこざも後半に集中していたが解決していたりと一応の体裁は取れている。というか洸太郎に対する彩音の「好き」が本当に伝わってきてマジで好きなんだなあと感じた。
Hな要望もキチンと応えてくれるし本当理想的な彼女。

ただラブコメ要素多すぎて、後半のいざこざが駆け足であっさり終わっていた件や先ほども書いた通り洸太郎の性格変わりすぎでかなり違和感を覚えたのもまた事実。そこはちょっと悪かったかな。



ゆい
ゆい2 恋×シンアイ彼女
小さな身体で花壇のお世話をする後輩。
何事も一生懸命で洸太郎に振り向いてほしいがためにアピールする所が健気。他ヒロインの成長っぷりしょんぼりしてる所や取ってもらった人形を大切にしている所もまた可愛い。まるで小動物みたいだ。

取り壊されることを知った母親の残した花壇を懸命に世話をし続けたシーンは凄く心に残ると同時に、勝手に学校を併合しといた挙句、過半数以上の署名も無視と勝手すぎる大人達に怒りが少しわいた。最終的に署名した生徒達がそろって花壇を守ろうとするのかなと思っていたが…どうやら現実は甘くなかったらしい。ただタイムカプセルを通して母親の花やゆいに対する深い愛情が伝わってきたのは本当に良かった。
あと工事現場のおっさん達すげえ良い人じゃん…。

とても純粋でちょっとHな所もあるゆいの魅力も伝わり、話自体も綺麗に終わったなと思う√だった。



凛香
凛香2 恋×シンアイ彼女
一見クールで容赦しない性格のように見えて実は面倒見の良い生徒会長。…最終的に「元」がつくけど。
犬に吠えられたらすぐ洸太郎にくっついたり、応援されると張り切ったりと最初のイメージが崩れてとても魅力的なヒロインだった。

過去の友人との出来事から生徒会長選挙ですら冷めた感じだった凛香が一匹の犬の頑張りを見てから自らを奮起させ、旧校舎のために何か残せないかと洸太郎と一緒に頑張る物語。そしてそれがどんどん広がり、かつて敵対していたはずの奈津子達も巻き込むなど最初は独りだった凛香が生徒会長という肩書がない状態でも皆と協力して成功に持っていこうとするその姿は凛香自身の成長でもあり、それが生徒会長時代でもできていたら…と思うと…ただそういう弱さがあったおかげで洸太郎と付き合うことができたわけだが。
洸太郎が部活動の写真を撮っている所などから、まるで旧校舎の一足早い卒業式のようだ。

水族館でHをするなどかなり大胆な性格でもある凛香。弱いところも強いところもひっくるめてとても可愛かった。
凛香 恋×シンアイ彼女
メイド姿はかなりエロ可愛い。














LastEpisode
洸太郎 恋×シンアイ彼女
星奏√の続き。いやしかしこのヒロインすげえな。何度同じこと繰り返すねん…。というか洸太郎も洸太郎でのほほんとしすぎだろ…。だから精華付き合えってマジで。
星奏と出会ってから再び付き合い始め、イチャイチャ…というよりも同棲していたけど結局その後黙って去るというなんやねんこの悪女!とキレはした。ただまあ後半になると色々事情があるのが良くわかったからなんとも言えないなあ…というか星奏√でも書いたけどもっとはっきり自分の心の言葉を出せというのは強く感じたな。
そして洸太郎に対する扱いがとんでもなく酷い。確かに所々単純な所はあったけど。

・銀行から金下して指輪買った次の日に星奏いなくなる。
・教師クビ
・ライターの仕事もクビ
・小説も鳴かず飛ばず

ととことん不幸な目にあってる。それでも頑張り続けるのは…なんというかすげえ。

結局星奏が去った理由も金銭的な問題で曲を作らざるを得なかった…ということなのか?いやまあまさかバンドがこうなってるとは思わなかったよ。洸太郎にしても如月先輩にしても結局成功者は出なかったんだなって…。本当理不尽な世の中よ。

最後のCG、あれは洸太郎と星奏がもう一度再会する…ってことなのかね。それとも夢?まあ前者であると信じたい。まあ俺としては星奏はどの面下げて会いに来てんねんとも思うけど。

このLast Episodeはいわゆる洸太郎√だね。「等身大の恋愛」「王道」と言ったテーマとかけ離れまくっているけどまあ個人的に面白かった。
…星奏はヒロインとしては失格級だけど。




シナリオ☆2.5つ

個人的に好きな√は彩音√。あの青春してる感がたまらない。凛香√も凛香自身の成長が見られてよかった。
星奏√とLast Episodeはかなり重いし、完全なハッピーエンドではなかったけどかなり心に響くシナリオで、特にLast Episodeの後半はどういう終わりになるのかどんどん進めてしまうほどのめりこんだ。…最も王道要素は蹴っ飛ばしてるが。



キャラ☆2つ

彩音可愛いなあと。もうあのツンデレ感たまらねえなと同時に、付き合っていても友人の延長線みたいな感覚なのがとても良い。
ただ、星奏は色々ヒロインとしてやらかしレベルで最悪。裏の顔が多すぎる。
後、Last Episodeで少し出た精華。途中で精華√にいく選択肢出てくれるの待ってたんだけどなあ…。あの小悪魔みたいな感じの可愛さたまらない。



音楽☆2.5つ

OPの「記憶×ハジマリ」がとても良い。あのサビからの盛り上がりがとてもワクワクさせてくれる。
挿入歌もエンディングも良い感じで、「東の空から始まる世界」が正に物語のラストを締めたような曲調で今作で一番好きな曲かも。



Rシーン☆0.5つ

それぞれヒロイン毎に4~5シーン。しかし差分は少な目でCG量もそこまでではない。
ただ大体が初々しい感じがしてエロいというより暖かい…に近い。…最もそこから洸太郎がガンガンHに誘うんだけども。
凛香が一番良かった。



総合82点

王道的純愛かどうかは別として、話自体は非常に楽しめた。
ヒロイン達も可愛い所あったし。(星奏以外)
でもまあ洸太郎が茨の道つっきたのもある意味星奏のためだし…これも一種の純愛なのかもしれない。



















星奏2 恋×シンアイ彼女




















追記:過去にまとめサイトか何かで色々炎上したらしいけど、実際プレイしての俺の結論として、これで炎上したの?という感想。
ちょっと悪い方に持ち上げすぎじゃないかな?

  1. 2022/01/11(火) 17:13:00|
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