彩雨
「~ですぅ」という独特な語尾を使うのが特徴。
天然で主人公・颯太に出会うまではファーストフード店に入ったことがないほどのお嬢様。ただ友希の下ネタは最初こそわかっていなかったが、説明されると真っ赤になるなど普通の性知識は一応ある感じ。
基本丁寧な感じで喋るが、ゲームをプレイするとその世界観に入るためか口調が乱暴になったりする。…それでもですます調は変わらないけど。
颯太と付き合い始めてからはとにかく颯太に尽くす。颯太のために弁当も朝2時から作るほどで本当に好きなんだなあというのが伝わってくる。
喘息かと思いきや重度な化学物質過敏症で√によっては死にかける等割と大変な目にあってたり…ただそういう状況ですら両親は彩雨の元に帰ってこないのは流石にどうかと…。
友希
颯太の幼馴染で明け透けな物言いで親しみやすい性格。その上クラスメイト達との仲も良くクラスの中心ともいえる人物でもある。
弱点として雷や暗いところが怖い、独りが寂しいと普段とのギャップもありそこがまた可愛らしいところ。
…とここまでならさも理想的なヒロインではあるのだが、それ以上にヤバいのが日常ですらマシンガンのように繰り出される下ネタ。
普通におちんちんだの精液だの平然と言い出す。というより殆ど下ネタに繋げてくる。人がいようとお構いなしというある意味で飛んでもキャラ。…流石に颯太と付き合い始めてからは下ネタは控えめになったが。
ただダイレクトに好きと伝えてきてくれるからより愛情が分かりやすいのは良かった。
個別シナリオは…うーん、流石にジジイがウザすぎる。気持ちは分かるけど全ての原因はあのジジイじゃねえかよ…。というか横文字わからんからビーフストロガノフをハヤシライスって…こいつホンマ…。
そしてマスターが父親とは予想してなかった。…確かに思い返せば普通に気づくだろっていうレベルだったのよね…。
まひる
颯太の元カノ…と言っても2週間だけの子供のような付き合いだったけども。…友希がけしかけた感じでもあったし…。
颯太以外の前だと行儀の良い娘、颯太の前では子供全開な性格。…というか言葉といい態度といい食事といいこれで一つ下…?
滅茶苦茶ロリで暴力的。そして寂しがりやな所もあり、颯太の事を死ねだの嫌いだの言う割にいざ颯太が無視すると途端に泣いて謝るなどダメ彼女みたいな…いやただ子供なだけか…。
そんな純粋無垢な性格だが、演技はTOPクラスの女優。颯太以外には殆ど演技、両親にすら演技をして良い子になっている。全ては両親が幸せそうにしているからで実際は凄く気を遣う性格。実は演技も好きではないという点は驚いた。
告白√はあっさり終了するが、通常√は学校の火事に巻き込まれるという話。…火がかなり周ってたはずなのに良く屋上に行けたな…後、颯太力ありすぎ…。
最初はただガキっぽいなと思っていたけど、本音は色々抱えてたことを知って少し好きになった。後、再度付き合い始めた以降の素直になれない仕草が可愛い。
千穂
……記憶喪失な上色々匂わせていたから正体は猫でした…とかだと思っていたら普通に人でしたという。しかも颯太の方がずっと夢を見ていたとは…だからQP出てこなかったんだなあと納得。
とにかくお喋りな元気っ子。颯太の事をお兄ちゃんと慕う。コロコロ変わる表情がとても愛らしい。記憶探しでどこかに行くと、それを毎回報告してくれる等子供みたいな所もありそこがまたよい。
この√は色々ミスリードな所が多く、千穂が色々おかしいと思っていたら実際は颯太の方がおかしなことに巻き込まれていたというオチ。千穂が言っていた颯太も記憶喪失というのが冗談じゃなくマジだったとは…。
そしておっぱいでかい。制服がへそ出し状態で通常時でも中々なエロさを持っている。
ヒロインの中で一番好き。
鈴歌
颯太の運命の人。そして告白するかしないかで大きく話が変わる。
QPの言う通り出会ってすぐにお互いに愛し合う関係に。…いや早すぎない?そのせいなのか話自体は他のヒロインよりもだいぶ短い。
人気アイドルで歌が大好きな鈴歌。性格自体はとてもお茶目でアーティストになることを夢見て努力し続けている。料理人という夢を持つ颯太と似ている。そこがまた惹かれるきっかけになったのかもしれない。そして嘘つき。ただその嘘は可愛い物。…この嘘つきな所も終盤重要なのだが。
シナリオは告白しない場合はお互い夢を叶えた二人が再開し付き合う√でこちらは順当なハッピーエンド。しかし告白すると颯太に味覚や両足の障害、鈴歌もアーティストの夢を諦めるという重すぎる√が進行する。お互いに夢を諦めざるを得ない状況は本当に辛い。
しかし、颯太はどんな障害があっても料理人という夢を諦められず、鈴歌も颯太よりも夢を優先させたいとずっと思っていた。やっぱ二人とも似た者通しだよ。…しかし味覚障害になっても料理人になりたいと思うその強さは本当に凄い。
どちらの√もエンディングは良かったんだけど、話自体は短い。
シナリオ☆1.5つ
終盤の話は悪くない。それぞれの個別√の後半はヒロイン毎に色々な驚く展開があって面白かった。鈴歌√の告白√とか本当に不幸な展開だったし。
しかしシステムが全て足を引っ張っている。
とにかく選択が多すぎな上、1週間の好感度調整も中々にキツイ。一人だけ選んでたらダメとか厳しすぎるだろ…。そして回想やCG回収するために少なくとも3週は必要とかなりハード。
そして大きく話が動く終盤以外は同じような展開でつまらない。ヒロインとのイチャラブが見れるけどもそれがかなり長いためプレイしてて途中で辛くなった。前半のつまらなさは異常
まあでも告白失敗があるのは中々斬新で良かった。
キャラ☆2つ
どのヒロインも一癖ある。千穂の純粋さが凄く好きかな。
主人公の颯太も最初モテないダメ人間かと思っていたが、実際は夢に一直線な良主人公だった。
サブキャラも何故攻略できないのかというキャラが多い。とくにまやさん。
音楽☆2.5つ
告白シーンから続けて流れてくる「私が好きなら「好き」って言って!」が非常に良い曲。しかもサビからとか演出面が素晴らしい。
「木漏れ日のバラード」もEDとして絶妙に静かな曲。
Rシーン☆1つ
Hシーンを見るまでが中々面倒。しかも使いまわしもあったり、シチュも個人的にそこまで良いとは思えなかった。
ただちゃんと初Hのタイミングでそれ以降のHの反応が変わるのは良かったけども。
総合70点
システムが全て引っ張った感じ。そして終盤以外はダラダラ話が続いてつまらなかった。
せめてもう少しプレイしやすい感じにしてほしかった。
後、ゲーム中ムービーが流れないバグは致命傷。…一応フォルダにムービーがあったから良かったけども。