ということでテイルズオブアライズ、全steamの全実績解放ということで簡単な感想をば。
今作はとにかく序盤から暗い雰囲気。なんせ人が死んでるわ最初は主人公・アルフェンが奴隷だわとこの世の地獄かと思われる程。今作は1部、2部という感じで分かれているけど、1部は直接的にキツイ話が多い。虚水の湖とか一斉虚水化とか見ててきつかった。2部はそういうヤバイ場面は緩和されたけど、それでも壊さなければならない壁が多かった。ただそこは多くの壁をブチ壊してきたアルフェン一行、仲間達の絆やアルフェンのド根性で見事にぶち破った。
レナ人やレナの真実は割と驚いたし、赤い女は最初「スルドの隣になんかいるなー」と軽く考えていただけに黒幕の手下みたいな奴だとは思わなかった。
そして旅を進めるに連れて仲良くなっていくアルフェン一行。パーティー内関係は今までのテイルズで一番好きかもしれない。hello againが流れる中でのシオンと仲間達のシーンは感動した。
そして何と言ってもエンディング。いや確かに色々イチャイチャしてるシーンがあったのは確かだけど、まさかの茨消えてからのキスシーン、そしてスタッフロールで出てくる結婚式に超良い笑顔のアルフェン&シオンの結婚エンドは衝撃でしたよ(最高に良い意味で)。そもそも作中で散々辛い目にあってきたんだからこれくらい豪快なハッピーエンドでいいんだよ。下手な自己犠牲はイランイラン。
今作のパーティーメンバーは本当面白くてみんな好き。
最初こそ少しギスギス気味だったけど2部から凄く仲が良くなってた。最終的にみんな笑顔で終われたというのも本当に良かった。
アルフェンは主人公らしい死亡フラグも壁もぶち壊す王道主人公だし、シオンは最初こそ当たりが強かったけどデレてからはすごく可愛らしかった。ロウも悪友枠として、リンウェルは最初こそ隠し事していたけどわだかまりが解けてからは本当に良く笑う娘になった。キサラはオカンでテュオハリムは超有能でありながら超天然で凄く面白キャラだった。
本当個性あふれていると思う。
…その結果それ以外のキャラの印象が悪い。というか今回パーティーメンバー以外の協力していたキャラがのきなみ空気な感じ。
敵サイドのスルドもそこまで強くないし(一人を除く)特にヴォルラーンが良くわからない。他のスルドは徹底的に虐げていた悪という側面が強かったのだが、ヴォルラーンは最後までアルフェンのストーカーだった。そもそも最終決戦で「シオンを切ってレナを潰す」ってこれアルフェン勝ってもヴォルラーン勝ってもどっちにしろ世界救われたんじゃ…?(まあその後が地獄だけど)てかなんでアルフェンは綺麗な状態でヴォルラーン血だらけなんだよ…普通逆だろ…。
ただそんなネタばかりだけではなく、辛い過去を孤独に背負っていたのは事実でそこは悲しいラスボスなのかもしれない。
戦闘は雑魚戦はコンボを決められて楽しかったけど、ボス戦はスーパーアーマーだらけでコンボが出来ず、ごり押しができないために難易度が上がった印象。ようは隙があったら攻めて、それ以外は防御に徹するというターン制になってて若干やりづらい。そして人型ボスはあまり強くない。モンスター系の方が断然強い。秘奥義も簡単によけられるし。(それでも回復アイテムばかすか使う強さなんだけど)モンスターも結構使いまわしみたいな感じがしたな。ボスで見たのに普通にフィールドにいる!って思ったし。
ただガナベルトは別。こいつのインディグネイションはカットインからの発生が早すぎて初見じゃよけられない上に全体的に早くて強い。
…最初詠唱始まったときに「なんか色々言ってるよ~」って思って適当に殴っていたら、いきなり「天光満る処に我は在り」ってきて「やべえ!」と焦り始めたのは良い思い出。
という感じで全体的に戦闘は微妙でした。まあフラムエッジ覚えてからのゴリゴリ飛んでいくダメージは中々爽快だったけど。
最終的レベル
それ以外だと経験値が貯まらない、金が増えない、回復アイテム高すぎてかHP回復アイテムが固定値だから途中で微妙になると要所要所で辛いところがあった。後半になれば余裕ができてくるんだけど序盤はかなりカツカツ。特に今回被弾しやすいからアイテムも相当使用しなければ突破できない。オレンジグミ3000ガルドって最初見たとき目を疑ったぞ…。最終的に回復役が二人になったし。
OP1も良い感じでとてもテンションがあがる。ただOP2が最高すぎて霞む。
てか懐メロのアレンジとか反則よ。泣いちゃうよ。
ムービーも相まって最高のOPでした。
まあ色々粗はあるかもしれないけど、個人的にテイルズのシナリオの中で一番好きかもしれない。ラストも最高だし。久々のテイルズだから不安だったけど本当に面白かったし楽しめた。3Dグラも綺麗な所も良い。
今後のテイルズにも期待できそうです。