シナリオ☆2.5つ
前回語られなかった教団関連の話がメイン。
教団内部を調べることによって浮かび上がる警察の謎、次々と発生する事件、とうとう直接危害を加えてきた教団やそれに対抗するルカ…と怒涛の展開は止め時が分からない程面白かった。
戦闘シーンもCGを動かすなどして迫力があったし、ロープライスの割に多くの戦闘シーンがあるのは良かったと思う。
続きが気になる終わらせ方で非常にもどかしく感じする。続編がある(と思われる)物語の引き方としては上手い。
ただ仕方ないとはいえ個別…というか冬美√があっさりしすぎていたのが残念。
またルカの血筋など新たな謎も出てきたが、これ次で解決できるのか?
キャラ☆2つ
今作攻略可能…もといHシーンがあるヒロインは冬美と涼子。
冬美
ルカを目の敵にしている女刑事。…というより刑事としてのだらしなさが目につき嫌っているという感じ。
真面目一辺倒で融通が利かない。しかしたまに出る慌てた声が可愛い。
本編では勝手な捜査をした挙句ルカの右腕とくっつくという本人的に災難みたいな感じになってしまった。しかしその結果ルカの人となりを理解できるようにはなった点は幸運だったのだろう。
…てか兄貴宗助なのかよ。まあ似てはいたけどもさ。
案の定というかやはりというか、突然好感度が上がり、Hして恋愛関係に発展しあっという間に終わってしまった感。いやいや急展開すぎるでしょ…冬美の兄貴の問題とか本当に良いのかよ…。
涼子
ルカが通っている喫茶店の店員。
胸部の強さは中々で外見もかなり可愛いが、誘いはのらりくらりと回避する慣れた感じの態度がまた素敵。
登場回数自体はそれなりに多いが本編にはあまり関わってこない。精々ストーカー問題くらい。
Hに関しても助けてくれたお礼という感じが強く、恋愛にも発展しなかったり。…ただちょっと怪しい感じがするんだよなあ…カフェとか警察がかなり出入りしてたし。まあ妄想だけど。
といった今作のヒロイン勢。
しかしメインストーリーにおいてあまり関わらない。一応冬美は序盤のバイト関連で深くかかわるものの、後半からはいつもの感じに戻っている。
主人公のルカが前作よりも良い印象を受けた。一人でいることを望んでいるわりに同じ警察仲間に危険が及ばないようにしている行動していたり(クラリス以外)警としての実力もかなり強調されていたり。だらしないところはいつも通りだが、教団を壊滅させるという強い意志が今作ではさらに強くなっていた感じもする。
またルカが普段いがみ合ったりしている生田を助けたり、生田もまたルカをなんだかんだ協力するような行動をしたりとお互い嫌いだけど助け合うという変な絆が見てて面白い。鮫郭戦での宗助のフォローも意外だった。おそらく利用し合っている関係かもしれないが…。
そのせいかクラリス以外の前作ヒロインは若干空気。そして登場が遅いながらも強い存在感を示した大門寺は強者っぽくて中々な良いキャラ。…これ続編で攻略できないですかね?
強いしかっこいい。
ただアレックス、お前あまり活躍してなかったような…?
音楽☆2つ
OPの「凍蒼」は最高にかっこよい。サビの盛り上がりも良いけど、出だしのイントロからテンションが上がる。
EDはなんとなく映画みたいな終わり方だなーと。
Rシーン☆0.5つ
原画は良いが、とにかく短い。あっという間に終わる。
数も2シーンずつのみで用途して使えず。
まあ涼子はパイズリがあったから良かったかな。…短いけど。
総合84点
どうやら元々今作で解決しないと言っていたらしく、続編ありきで作られた(?)らしい。
最初はロープライスなのが不安だったけど、値段を下げた分、逆に話が一本道になったおかげで分かりやすく話も面白かった。
シリーズの中継ぎとしては中々な出来ではなかろうか。
…後はいつ続編がくるか…というか次で完結してほしいところ。