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穹が凪ぐ音の夢

エロゲの感想や自分の一日を日記みたいに一生懸命、書いてます。

エロゲ感想 ハッピーライヴ ショウアップ!

以下個人的感想
ネタバレあり注意
ハッピーライヴ ショウアップ!


Favoriteの新作。
ここのメーカーは「紅い瞳に映るセカイ」以降久々。
…というより「いろとりシリーズ」しかやってなかったなあ…。


第1幕

チームポカポカ結成から大会出場まで。
最初こそ色々問題ばかりのチームだったが、多くの問題を乗り越え、土壇場でのトラブルも仲間達のサポートによって見事にライヴを完成させた場面は見ていてテンションが上がった。…最もすぐユニゾン現象の主人公の過去話が来てしまったせいでそのテンションも減少したけども。

ライヴをするための準備や練習がとても丁寧に描かれており、メンバー全員の絆が深まっていっていると感じた。特にクラリスはスランプを乗り越えて大きく成長したように思える。
魔法のオーバーワークで倒れたソフィアの行動に大半のキャラが主人公を責めたのはうーん…と思ったけど、ジャンが見事なフォローをしていた。本当ファインプレーだと思う。
この第一幕だけでも非常に内容は濃く先が気になるような展開なのもGOOD。



第2幕

ここから個別√。


カーレンティア(カーチャ)
カーレンティア4 ハッピーライヴ ショウアップ!
遅れてきた反抗期。友人に恵まれた結果、超行動派お嬢様へと乱心した。最初は父親の影響でああいう物静かな性格だったらしいが…あそこまで変わるとかそりゃあ父親も気づかんわ。
考え方が子供みたいで単純。それでいてかなりアクティブな行動をとる。しかしなまじっかバイオリンの実力があるせいで絵空事の夢も叶えてしまいそうな実力も持ち、そんなカーチャに毎回アキトが押されている。ただ、攻められるのが苦手なせいかアキトが積極的になると途端に戸惑ったりする。そこがまた可愛い。
シナリオの殆どがカーチャとアキトの乗り越えるべき壁、そして二人きりのイチャイチャ旅。(途中3人になるけど)電車に乗れず途方に暮れたアキトを持ち前の明るさとテンションで楽しい旅にしてしまったカーチャの豪胆さはすごい。流石お嬢様。
そしてそんなカーチャを支えてきた大人たち…特にアン先生は最後の食事会のシーンで本当にカーチャの事を大切にしてるんだなと感じた。父親も最初こそ滅茶苦茶だったけどもカーチャもアキトの事も考えてくれた良い父親だと思う。

どんな時でもガンガン行こうとするカーチャ。凄い魅力的で良いヒロインでした。
カーレンティア2 ハッピーライヴ ショウアップ
この顔好き


……大会描写ないんだけど…?


ルー
ルー ハッピーライヴ ショウアップ!
最初の印象は周りを巻き込みまわす迷惑なキャラ…と印象自体は最悪だった。第一幕でも空気を読まない発言を連発してるし…。
ただ、第二幕で告白され、今まで考えなかったことを一気に考えるようになってしまったせいかかなり臆病な感じになってしまいスランプに。ということは今までマジでなにも考えないでやってきたのか…と思っていたら孤児だったりするなど結構辛い過去が…ルーの芸は自らの存在のためだったんだなと。
この√はルーが子供から大人に成長する話。旅行での様々な出来事を経てようやくルーの本当にやりたいことが見つかったんだなという風に感じる。

しかし、あまりにも周りを巻き込みすぎているように思える。特にクラリス。…もう母親じゃねえか…。
そしてそれ以上にアキトが本当に最悪。一度告白を失敗したときアドバイスをくれたジャンに八つ当たりし、それどころか殴るまでするとか…その後なんやかんやで上手くいったのに結局謝罪の1つもねえし…。Hに関してもルーが無知なのをいいことに結構好き勝手やってるし…結構殺意を覚える主人公ですね!
両親との関係もなんか難しそうな感じだったのにそれも結局語られないしちょっと消化不良気味。



クラリス
クラリス ハッピーライヴ ショウアップ!
すれ違いの数々。クラリスは勘違いやら最初にした約束やらで行動を起こせないし、アキトはその約束に縛られた上、ルーに対して優しい態度をとり続けるなど勘違いさせるような行動ばかり。そのせいか個別序盤は殆どムスっとしてるような態度が多かった。

「ツンデレ」「男性恐怖症」等様々な属性を持り、普段の表情もかなり冷めた感じのクラリスだが、バレエに対する想いは本物。旅行の中でもひたすらバレエの事を考えている。そしてそんな彼女の抱えてしまっているスランプをどのように超えるかというのが今作の軸となっている。良くも悪くも感情に左右されてしまいやすいせいか、一度は憧れのプロのダンサーから失格の烙印を押されてしまっていたが、アキトと付き合い始めた影響かバレエを「楽しむ」ということをつかみ取ることに成功し、ようやく前に進むことができた。アキトがもう少し勇気を持って行動すればここまで大変なことにはならなかったのでは…?約束したとはいえここまで頑なにならなくても良かっただろうに…。

付き合い始めてからはほとんどアキトと一緒でボディタッチも増えていた印象。今まで散々触れてこなかったゆえの反動だろうか…。何より序盤で殆ど見せなかったはじけるような明るい笑顔は本当に可愛らしい。

…他√だとアキトが別のヒロインと付き合うとショックを受けるどころか泣く姿もあっただけにこの√は少しホッとした感。



ペチカ
ペチカ ハッピーライヴ ショウアップ!
ヒロインの中では一番年上。しかし、ルーより低い身長に加えて、短気ですぐ手が出る性格。かつての仲間も喧嘩のせいでいなくなってしまった経緯のせいか孤高の狼のようにも見える。
しかし、人知れず振られたクラリスやソフィアを慰めたり、やや先走っているとはいえ仲間のために涙を流せる後輩想いな所も多い。また、素直じゃないせいか好きと伝えるのが苦手な所も可愛らしい。
ペチカ ハッピーライヴ ショウアップ!
普段とのギャップが激しすぎて可愛い。

かつて喧嘩別れしたエレナに謝りもう一度友人になりたいというのがペチカ√。結局エレナも後悔していたところもあったためかあっさり…とまではいかないが、衣装の直しを経て改めて友人に戻れた。そこ自体は良かったんだが、結局どんな酷い言葉をペチカが言ったのかわからない状態。エレナが再開直後に凄い罵倒をしていたけどどれほどのことを言ったのか…。

そして性欲が強い。Hシーンは2回しかないのに事後シーンが非常に多かった。…なぜそれをHシーンに持ってこなかったのか…。また酒も飲むわ仲間達しかいないとは言えジャージでダラダラしてるわと最早おっさん。ただ仲間に対する絡み方が面倒で、そこは微妙…。

ただ演劇の情熱は本物。才能がなくても努力し続けた姿は評価したい。結局演劇の道をきっぱり諦めたけど、エレナをきっかけに新たな夢を見つけることができたのは本当に良かったと思う。



ソフィア
ソフィア3 ハッピーライヴ ショウアップ!
他のメインヒロインと比べると「Hシーン3回」「個別√の長さが他√と比べると大体倍くらい」と滅茶苦茶優遇されている。…スタッフロールのキャスト欄で一番上なだけはある。
基本嫌な選択をしたくないネガティブな元引きこもり、その上アニメ好きという凄いわかりやすいオタク。引きこもってた理由も周りについていけず少しずつ嫌になって学校を行かなくなってしまった…現実でもよくありそうな感じ。
ただ滅茶苦茶照れ屋で精神的に脆い所はあるが、仲間想いでやると決めたことは一生懸命頑張ろうとする見てて応援したくなるヒロインなので悪いイメージはあまり持たなかった。後、胸に対するコンプレックスが凄い。恥ずかしがってる所がまたエロい。
…いくら一生懸命だったとはいえ数日トレーニングしただけであれだけの体力つくもんか?

ソフィア√ではあるが、アキトの過去やあの子(ミヤビ)の問題との直面するため実質トゥルー√。アキトの魔法を無駄にしないためにプロを目指すソフィアにミヤビの厳しい言葉や仲間達との疎遠や旅立ち等といった困難の数々…最初は見ていてこれやりすぎじゃとも思いもしたが、これを乗り換えたからこそあの最後のライヴの結果だったんだなとも感じる。アキトのためでなく自分がやりたいからプロになると泣いて感情を爆発させたソフィアはようやく過去の弱い自分から脱却できたのだろう。
アキトに関しては正直なあなあな所が多く、こいつがきっちりしていればここまで面倒なことにはならなかったのではとも思うが、ライターはソフィアの成長のためにアキトをあそこまでヘタレた性格にさせたのでは?そんな風に見えた。

実質アキトとソフィアのW主人公のような√。後半から出番の増えたミヤビも想像していたより変な性格で面白かった。
他のポカポカの仲間達も自身の問題を解決していないとはいえ、新たな道や居場所を見つけることができた辺り、終わり方としてみれば良かったと思う。(個別√と異なる終わりが殆どだったが)



ミヤビ
ミヤビ ハッピーライヴ ショウアップ!
完全におまけ√。てっきり彼女がトゥルーになると思ってたんだけどなあ…。
導入自体はソフィア√と同じ感じで始まり、その後デートしてHして終わり。結局始まりそうで始まらなかった。
ソフィア√では自分が喋っている外国語の意味を分からずに使う天然な所もあったが、この√では自分が喋っている言葉を理解しているような…?

いかんせん短すぎる。
アキトがもう一度魔法を再開するとか変化球が欲しかった。




シナリオ☆2つ

第一幕はすごく満足。仲間達と一つのものを作り上げる青春を感じられてとても面白かった。
しかし第二幕、個別√以降は描写不足な点も多く感じられた。ソフィア√はかなり濃いシナリオだったが、それ以外の√はボリューム的に約半分程度で残念。
作中で出てきた用語もいまいち理解できなかったし、細かい所で解決できていない問題もある。(ルーの家族の問題とか)
先ほども書いたが、アキトが魔法を再び使い始める√があっても良かったんじゃないかな。



キャラ☆2つ

ヒロイン一人一人が芸術の才能を持ち、夢に向かって努力している。最初夢がなかったキャラもアキトとの交流をきっかけに新たな道を見出していく…とても眩しいヒロイン達だ。
個人的好きなのはソフィア。あのオドオドした性格とおっぱいが良い。
友人キャラのジャンもキザだがかなり良い奴。さりげなくアキトを助けてくれるイケメン。
ただ主人公のアキト。こいつは酷い。ヘタレで中途半端な行動、少し責められると何も言い返すことができないというチキン。やってて凄いむかついたキャラ。


音楽☆2.5つ

EDの「世界はふたりのために」はまごうことなき神曲。
歌詞に出てくるCメロ、特に「かけられた魔法はまだこの胸にあるから」ヒロイン達の強い想いが出ていて凄い震えた。
vocalも心を込めて歌っている感じが伝わってくるし、サビの部分の盛り上がりも良い。そして間奏も凄い綺麗。素晴らしすぎる。

OPの「MAGICAL∞SHOWTIME!!」は独特なテンポでかなり耳に残る。ただ歌いづらそう…。


Rシーン☆1つ

ソフィア√は3シーンでそれ以外は2シーン。ミヤビに至っては1シーンのみ。
内容はエロいのだが、1シーンが少し短めなのがちょっと残念。
ボリューム不足。


総合78点

後半に急ブレーキがかかったようなイメージ。もう少しなんとかできたんじゃないかなあと。
ただヒロインは可愛いし、前半は面白かったしと良かった方ではある。
ライターが聞いたことない名前だったから正直不安だったけども、これは今後も期待という所。

付いてるCDにEDも入れてほしかった…。

  1. 2021/06/19(土) 14:53:00|
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