以下感想
ネタバレあり注意

アリスソフトのランスシリーズ第9作目。
今作はヘルマンが舞台。
…ヘルマン自体色々ありそうな国だけど果たして…。
そしてパットンも主人公らしい。
シナリオ☆2.5
ヘルマンを舞台にランス達が革命戦争を起こすといったもの。
今までは、戦争は二の次でH優先なランスは今回は真面目に指揮していたのが驚き。…まあ相変わらずHはするけどために色々暴れるけど。
またヒロインに明確なバッドエンドがあったのは意外。昔からいるキャラだろうがお構いなしに嬲られ殺されるのはかなり心が痛む。CGコンプで最も辛かったところ。
また途中に寄り道もなく、一本道なためシナリオに集中できた反面、遊び要素が少なく物足りない感じも…。
後は現ヘルマンの屑政権があまりにも弱すぎる。というかミネバくらいしかヤバい奴がいない件。
というかミネバがぶっちぎりで悪だから、他の敵キャラが霞むんだけどね。レリューコフの爺さんは凄い好き。
ただ一番重要なステッセルら4人を戦闘で倒したかった。

このシーンはかなり好き。
革命√

今作の正史と言われる部分。
これはまさにパットンのための√。最後の最後まで熱い展開で最高だった。最後の締めがパットンの武舞乱舞とはなあ…使わねえなと思ったらまさかあそこで使うとは…。
ラストエンペラーのシーンはパットンの旅路の結末が全て詰まっていて本当に素晴らしい締めだった。

ランス世界の中でもTOPクラスに尊い…。
シーラ√

最初こそ死んだような目でランスの奴隷をやっていたけど、徐々に明るさを取り戻していく姿を見て、ようやくシーラも幸せを手にしようとしてるんだなと思った。ランスに襲われる時も凄く可愛らしく裸を隠す立ち絵がるのがまた何とも…。正統派姫様という感じがして良かった。
戦闘ではヒーラー。単体回復は優秀だけど、地味に広範囲通常攻撃が役に立つ。敵が粘り発動した時の止めも担当してくれた。
√は正史と違い、ステッセルが暴走。化け物を召喚するなどの行動の出るものの、最後はシーラの器の大きさでステッセルを圧倒。序盤でもシーラが他のヘルマン兵との戦いを止めるなど、見せ場も多かった。

正体とか分かりやすすぎるのにな…パットンェ…。
かなみ√

とうとうかなみがデレた!しかも序盤に!
ずっとランスにやられ放題だったがここにきての超デレデレ。恋する乙女みたいな感じがして、なんかとても可愛らしい。いつも以上ににやけ顔を見せてくれる。
戦闘は忍者特有の素早さで場を引っ掻き回す。少々攻撃力不足な感じもする。

√は屈指のネタ√。革命は程々にリアとかなみの痴話喧嘩。一番笑った気がする。
リアもなんか面白可愛いし、かなみもアワアワ可愛いし。もうやりたい放題ですげえ面白かった。
ただミネバのクリスタルを止めたのは最高のファインプレー。

ここのヒューバード最高のツッコミだった。
志津香√

小さくなった!しかもナギと一緒に!戦闘も二人組になるとは思わなかった。
今作でようやくナギとの確執も終わり。というよりナギがここまで化け物になってるとは…。最後に身を挺いて助けたのはやっぱり姉妹なんだよな…。
戦闘は魔法アタッカー。同じ魔法でも威力に関してはミラクルより上。白色破壊光線の∞レンジはかなり強力。
√は最後小さい状態か大きい状態かは最後の戦闘次第で変わる。
ただどっちにしてもナギとの関係が修復したのは良かったと思う。
チルディ√

まさかのヒロイン昇格。前作ではランスに抱かれる女の1人という感じしかしなかったが、料理の技能が凄まじい、調教の結果、頭をなでられただけで発情するなど魅力的な部分が多くて好きになった。ケーキを作った所の表情は特に面白い。
戦闘はアタッカーで屈指のボスキラー。貯めたあとのソク=タツがクソ強い。グナガンに半分以上ダメージを与えた単体最強アタッカー。
√はガームロアが復活し、過去のヘルマン軍人の偉大さが凄く良く伝わるシナリオ。息子が犯した過ちを嘆き、ヘルマンの未来の可能性を感じて自ら殺された親父はかっこよかった。
…チルディは完全に調教済みになってたのはまあしょうがない。
戦姫√

戦国からヒロイン昇格。戦闘以外は凄い清楚で和風美人のような一面も新たにみられたが、戦闘は相変わらずの死ぬ寸前の戦大好き。一番今回の革命を楽しんでいたのではと思う。ハニーの囲まれた後の一枚絵は凄く美しい…。
戦闘はガード、挑発して受ける役。粘りが高いからかなりタフな上、レンジ2攻撃のおかげで戦闘もこなせる万能キャラ。
√ではまさかの妊婦に。ランスが逆に引っ張られていたのが斬新だった。
正史でもどうやら妊婦らしい。
ピグ√

今作の謎生物枠。両親は改造され、自らも改造されと実際はかなり悲惨だが、本人は凄く元気で明るい。色々トリッキーな行動をする今回のわんぱく枠。あのランスに性欲で勝つとかどんだけだよ…。ランスを縛っているときの小型ピグは表情豊かで面白い。
戦闘は分身しつつ戦う。魔法にとんでもなく弱い。アイテム持てないのが辛い。
√ではネタ第2号。イカ博士復活とはなあ…。帝都側がみんな改造されるという斜め上すぎる解決だった。誘拐されてるのにその誘拐犯を応援するピグはなんか緊張感がない感じもしつつも可愛らしい。
ミラクル√

天才魔法使い。だけど若干中二病っぽい。かなり強い。
そして悪そうの見た目か実際は優しい。
普段は物凄い上から目線だけど、実際はかなり面倒見も良く先見性もある。ランスに襲われた後のミニCGが可愛すぎる。あれは反則。

戦闘は魔法アタッカー。ただ志津香よりも若干防御力がある感じ。案外粘る。
√はネタ第3号。瞬間移動するわ、ミネバに茶々入れるわ、挙句の果てにランス共々30年も歳を取らせるなど絶対正史に出来ないであろうシナリオ。ハチャメチャっぷりは今回TOP。
…ランスが執事になったりするし、ミラクルと関わったランスは見てて面白い。
キャラ☆2.5つ
今作は男キャラがとても良い感じになっており、シナリオの合間合間で男同士での世間話が合ったりなど中々に細かい。
ツッコミ役のヒューバードやタイマンを望んだりするなど漢らしい所を多く見せたロレックス。どう見てもルパンみたいなオルオレ等は特に良いキャラしていた。


この大将副将コンビは凄く好きになった。
一方で敵サイドは小者臭しかしないやつばかりで、どうにも強いというイメージが湧かなかった。

強いのかなと思ったらメンタルよわよわだった件。

一番ズコーとなったのは透琳。お前登場したと思ったらランスのストーカーになってたのかよ…。
音楽☆2.5つ
BGMは非常に素晴らしい。軍事国家ヘルマンらしい勇猛なBGMが特に多い。
そもそも「Teaser Movie」からして良い感じだし、「歯車の崩壊」や戦闘曲の「Helman Battle2」も中々。
良い所で流れる「戦いの後」を非常にマッチしている。
エンディングに流れる曲も良い感じだし、相変わらずランスシリーズはよい曲を作る。
ラスボスのママトトのアレンジ曲は個人的に凄くあり。
Rシーン☆1.5つ
今回はヒロイン毎のシーン数が多く、逆に今まで見たいに色々な女の子とのHというのは少なくなった。(それでも他ゲームと比べると全然多いが。)
また無理矢理というのも減り、和姦が割と多く見えた。
ただ使いまわしのCGがあったのは少々残念なのと、凌辱シーンがあるのもきつい。
ゲーム性
今作は戦略シミュレーション。難易度は結構低い気がする。
大群vs大群といった感じで戦えるが、敵キャラの種類がなんとなく少ない気がした。何よりレリューコフやネロ等の固有キャラがいたのにそれらが戦闘に参加しないのが残念だった。明確に敵として現れたのもミネバくらいだし。
戦闘も結構大雑把。攻撃方法も少ないから個性があんまりない。特にミラクルと志津香は必殺技くらいしか違う所がないから分かりづらい。
後、コストの存在がいまいちわかりづらかった。
そして何よりやりこみ要素がほとんどなく、ストーリーやって隠しボスすこしやってお終いという感じ。
一応超強敵のクレイジーキングがいるけど、そこまで行くのにストーリーを何周もしなければならないのが苦痛。(少しやってみたら、強さが極端すぎたから結局倒さなかったし…)

グナガンは地味に厄介だった。
今回は単独で性能が高いというと、
単体ボスに関しては最強のチルディ。
必殺技の範囲がチート+攻撃力がかなり高いリック
のリーザス組が強い感じがした。

本当リックはどのランスでも活躍するな…。
総合78点
いつものランスという感じがしなかった。
でもシナリオ自体は面白かったし、個人的には良い感じ。
ただゲーム性が少々悪いためそこは減点。
次のランスはとうとう10…これでラスト…。
新作が終わり次第やっていこうかね…。
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- 2020/04/02(木) 22:07:03|
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