以下個人的感想。
ネタバレあり注意

CIRCUSより発売されたD.C.シリーズ4作目。
今作は全年齢ということで声優も聞いたことある人ばかり。
何より今回は音夢出る!というのもあって購入した所存。
今作は「原点回帰」という面が見えた。
未プレイ者にもわかるよう、今までの世界観をリセットした形となっている。
評価点
①初代D.C.ユーザーへのファンサービス。
①-1 ヒロインの再登場。
個人的にかなり嬉しい要素。
かつて登場したヒロインが声優そのままで登場するというのはずっとシリーズを追っていた側からするとこれ以上のないサプライズと言える。
・音夢…我が嫁。起源にして頂点。主に二乃√で登場。
手紙を捨てたシーンだったり、10年以上ぶりとなる裸Yシャツ披露もあったり、音夢好きとしてはたまらなかった。
ただもう少し出番がほしかったかな…。

これだよこれ!俺が待ってたのは!!
・さくら…プロローグと最終√(D.C.)で登場。久々の初代服装。
最後まで謎に包まれていたキャラ。カガミの国のさくらはおそらく今までのD.C.のさくらではないだろう。

結局このさくらは何者なのか…。
・ことり…ひより√で登場。ただ違う世界観だからか名前は「琴里」になっている。唯一の新規立ち絵。
声優も同じで住んでるところも(実質)同じ。人気ブイチューバーというアイドル的存在という点ではD.C.ことりと似ている。

優遇枠
・美春…有里栖√で登場。もっとも立場や性格が異なっている。
ばなな好き要素はなく、わんこのような性格でもない。そしてロボ要素もない大人版美春と言えばいいのか…。
声優が演技を忘れてる気がした。
など久々の登場はとてもテンションが上がった。(特に音夢)
①-2 鏡写しの設定。
今作の登場人物の境遇などが初代と非常に似ている。
というよりある意味「反転」しているといってもいい。いくつか挙げるとしたら、
・一登…D.C.では音夢(妹)の家族が交通事故、音夢は純一(兄)の家族に引き取られる。
D.C.4では一登(兄)の家族が交通事故、一登は二乃(妹)の家族に引き取られる。
・叶方…D.C.では男装している女性、叶。男装は隠す。
D.C.4では女装している男性、叶方。女装は隠さない。
・元…D.C.では魔法使いはばあちゃん。
D.C.4では魔法使いはじいちゃん。
など多分細かいところをあげればもっと出てくると思うけどこういったファン泣かせな所も嬉しい。

また地味に杉並の誕生日が明らかになったり…。(何気にレア)
①-3 懐かしすぎる歌。
ピアノ版だが「ダ・カーポ~第二ボタン誓い」や「サクラサクミライコイユメ」が聞けたことに感動した。
それ以外にもD.C.プロローグでおなじみのあの曲も最後の最後に流れたのも〇。
といった感じで初代リスペクトが多く、個人的にとても興奮した(主に音夢)
②ヒロインの可愛さ。
√によって異なるが今作もキャラゲーらしくヒロイン達は可愛い。特に良かったヒロインとしては…。
二乃

ヤキモチ焼きな小悪魔系妹。ニヤニヤしながら兄をからかう姿…たまりませんなあ…。
裸Yシャツも反則級。今作で最もきわどいシーンを連発したヒロイン。D.C.4で一番好き。


なんでR18じゃないんだ…!
詩名

共通はクールだが、√突入時のデレデレの破壊力は今作TOPクラス。
徹底的にくっつきまくって、まだ恋人でもないのにイチャイチャイチャイチャ…。
別れ間際の2週間は特に可愛かった。手紙バレとか耳かきとか反則でしょうよ…。

パパにもなりたい。
等かなり可愛いヒロインが多かった。
とまあここまでが評価点。
ただし今作は今までのD.C.の中でも最低値だったりする。
というのも様々な致命的問題点がある。
問題点①シナリオ
ぶっちぎりで酷い。というより共通時点ですでに不安要素は多かった。
一日がとにかく高速ですぎ、ただ朝起きて、買い物して一日終了など中身が何もない。
また個別でも非常に多い。
諳子…呪いで1週目は消滅。そこまではいいのだが問題は2週目。
いわゆるグッドに繋がる物語なのだが、結局あの状況からどうやって助かったのか説明が一切ない。
ただ魔法を学んでたから大丈夫だったいう雑な説明のみ。
詩名…途中から未来人ですというSF展開に。父親が一登で娘が詩名など若干ややこしい感じがしたが、ラスト付近までは普通に良かった。
ただラストでまさかのそのまま残る状態となる謎展開。一登も散々「(未来の)家族のもとに帰れ」「家族がいない痛みはわかる」など諭してた癖に寄りにもよって魔法の失敗で現代に残ってしまう。
ラストで大コケしてしまったもったいない√。

ここまで盛り上げといてあのラストなのかよ…。
有里咲&有里栖…どちらも先が読めすぎて全然盛り上がらない。無難につまらない。
キャラゲーだからシナリオはどうでもいいじゃんと思うかもしれないが、そもそもCIRCUSは「D.C.は面白い」というのが通説(俺の中では)
そもそもD.C.~D.C.Ⅲまでは非常に完成されたストーリーだった分今作の肩透かし具合はかなりショックだった。
②過去作の問題
D.C.~D.C.Ⅲまではサクラの国。D.C.4はミズの国という感じだと思えるのだが、そもそもD.C.Ⅲまでにある問題をまだ解決できていない。
というより一番大きい問題が残っている。
それは「葛城の血」
いわゆる呪いでもありD.C.Ⅱ.D.Mではそれが原因で音姉が消滅状態になっているのに、それに対する問題は完全放置。
しかも今回ミズの国が登場したことにより、今後のD.C.シリーズはミズの国で展開される可能性が非常に高い。
(別作品ではあるがD.S.はおそらくミズの国。そしてナンバリングに関してもⅡ、Ⅲとローマ数字だったのに対し、今作は4とアラビア数字になっているなどの理由もある)
等々、未プレイ者を取り込むための問題点もスルーしてしまった結果ともなっている。
…ただこれが今作に影響しているのかと言われるとしていないのだが…。
総合70点
過去のD.C.へのリスペクトは多いが、シナリオの問題上中々つまらない出来となってしまった今作。
「CIRCUSはD.C.「は」面白い」という定説を覆さなければならないのか…。
まあおそらく今後FDもでるだろうし、気長に待つとしよう…
その前に次はR18版かな?

とりあえず、クリアアンケートで音夢のFD希望と書いときます。
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- 2019/06/25(火) 20:21:06|
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