以下個人的感想
ネタバレあり
駄文注意
「SWEET&TEA」の新作。前作の「枯れない世界と終わる花」も購入、プレイ済み。
原画がもとみやみつきさん、シナリオNYAON・和泉万夜さんと俺好みのスタッフであり今月もっとも期待してた作品。
1話ハチャメチャ感は一切なく田舎特有の静かな感じで展開するシナリオ。
登場人物もそこまで多くない分一人一人に対しての魅力がとても強い。
序盤こそいろはに戸惑っていたけど少しずつ理解し歩み寄っていく…優しい物語なのかなと感じた。
そういった点をみると「とな恋」によく似た雰囲気と言える。

登場した瞬間にひとめぼれ いろは
共通√でありながらキャラの魅力がとても感じられた序盤だった。

明るい三角関係
2話
千尋といろはの物語。
幼馴染である二人をもう一度友達に戻そうとする展開。
中盤では千尋の葛藤や懺悔があったけどすごく共感できる。
かつて遊んでた友達が間接的とはいえ、自分のせいでいなくなり、再開したと思ったら獣耳やら尻尾やら生えていてまるで別人みたいに変わってしまっていたらまた自分を責めずにいられなくなる。
だからこそいろはの純粋な気持ちと約束を込めた花の冠のシーンはとても良かった。
パッケージ裏にもある「雪解けの季節。凍った時間が動き出す。」という一文は友達に戻れたいろはと千尋のことを指してるのかなとなんとなく思った。
最後の笑顔もとても良い感じ。

今作の名シーン
…ただこの章が終わったらED。
ロープラだからしょうがないとはいえもう少しこの話の続きとか見ていたかったなあ…と思う感じがある。
ちょっと物足りない感じ。

ちなみに個別√はなく、選択肢後に展開(エロなど)が変わる程度。
シナリオ☆2つ
田舎っぽい静かな雰囲気、斜め上の展開はないが心が温まるそんな話。
前半はいろはとの暮らしに苦労するも分かりあおうと努力する主人公達。
後半はいろはと千尋といろはの和解。
いろはが成長していくというよりもいろはと「共に」成長していく物語だなと感じた。
だがこれからどうなるんだろうと思った時に終了しておりなんとなく消化不良な感じがした。もう少し長くしてほしかった。
キャラ☆3つ
いろは

獣耳ヒロイン。
喋り方を忘れているからかたどたどしい喋り方だったり、「がお!」とか「わう!」など犬っぽい。
どこまでも純粋で無邪気だけどそれでいてしっかり空気を読める本当にいい娘。
喋り方からしてすごく可愛いのに、無邪気で子供みたいな明るさ…萌えない理由がない。


今年屈指の可愛さ
佳菜

幼馴染ヒロイン。
主人公の事を好きすぎるところがあるがいろはなど他の人の面倒もしっかり見れるお母さんみたいな立ち位置。
それでいて嫉妬せずいろはとの三角関係になっても主人公やいろはのことも考えてくれる。
最初こそツンデレ系ヒロインかなと思ったけど全然そんなことはなくとても優しい。
魅力あるヒロインの一人。
サブ
サブも中々魅力あるキャラばかり
2章の中心で、クールでツンデレでいろは大好きな千尋や一生懸命背伸びしてるけど、何かあったら「にーに」と甘える小鳥など非常に可愛いキャラが多い。
正直なんで攻略できないのか不思議なくらい。

小鳥はサブヒロインの中でも特に良い。
登場人物は本当に魅力的で誰かしら必ず萌要素を備えている。
雰囲気にもよくあった理想的なヒロイン達と言える。
音楽☆2.5つ
OPの静かな感じからから自然にサビに入る中々な良曲
美郷あきというのもまた良い。
BGMも非常に良い曲ばかり。
「宝物の小箱」まさにオルゴールみたいな感じでタイトルとあっていたり、いいタイミングで流れる「
願いの先に」だったりBGMもとても良い曲ばかり。
Rシーン☆1.5つ
それぞれ2シーン+3Pという構成。
特別なシチュもなく差分もあまりないからあんまり実用的ではないかな。
いろはのシーンはあまりにもたどたどしくてなんかいけない気持ちになったり…。
総合80点
短く雰囲気を楽しめる今作。
前作の「枯れない世界と終わる花」からまた違った雰囲気だけど概ね良作と言える。
ただ本当短いのが残念。
せめてミドルプライスであれば…。
- 2018/10/19(金) 22:29:57|
- エロゲ感想2018年
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0