以下個人的感想
ネタバレあり注意

アリスソフトより2018年に発売されたランスシリーズ10作目にして最終章。
ラストなだけあり登場キャラも非常に多く、まさに歴代オールスターと言える。
今作で全ての決着がつくということだが…。
シナリオ1部開幕からとんでもなく絶望的。
いきなり魔軍が一斉に各国を攻めてきて容赦なく蹂躙される人類…まさに滅亡寸前。
そんな中で人類代表となるランス…安心感が凄ですねやっぱり。
序盤は基本的に魔人との闘いがメイン。各国に攻め込んできた魔人をランス達が倒していくという物。
真正面から戦うと勝ち目がないからとありとあらゆる搦め手を使うのは何ともランスらしい。文字通りの勝てばよかろうなのだ!状態。

サクラの渾身のサクラ。
そんな魔人達も個性がとても強い。ケッセルリンクの女性に対する思想やガラティアの純粋に食べ物を欲する貪欲さ等々…敵のはずが何故か憎いと思えなかったり。
特にレイは魔人というよりも喧嘩っ早い兄ちゃんだったのにメアリーとの交流を経て丸くなったのは好感が持てた。

マジかよ毒団子やぞ…。

ケッセルリンク様…素敵…。
ただしその一方で完全なド外道もいるのは忘れてはいけない。お前だよメディウサ。リズナやガンジー達にしたことは絶対に許されないからな。
こういった感じに魔人にも個別のストーリーがあり、しっかり掘り下げてくれるのは凄く良かった。ぶっちゃけ倒したくない魔人もいたし。

こいつはガチで許さん。
中盤は今までのゲームの進め方次第でJapanに行くか、砦に行くか、空を飛ぶかで分かれる。まあ空飛ばないとグッドエンドにならないんだけども…。Japanや砦は実質積み。
その後はそのまま序盤と同じような魔人を倒す展開。(Japan以外は)
色々なエンドが見れるんだけどバッドエンドは本当に容赦ない。今までのヒロイン達が片っ端から凌辱されるのは見ていて辛い。エンディング前に国が滅んでも凌辱されるけども。
やはり見どころと言えば、レッドアイに追い込まれ、絶体絶命の時にパットン達が空から駆けつけるシーン。もう本当頼もしすぎて…思わず叫んでしまったほど。(後少し泣いた。)

こんなん興奮するにきまってるじゃん…。
後半は魔人ケイブリスに攻め込むという内容。これも√によって攻め方が色々変わっているのも特徴的。
海から空から正面突破…色んな攻め方に色々な話の展開があるのもまた面白い。
そしてそんな中で語られるケイブリスの3000年間の過去の話も非常に濃い話でなんというか…凄えなと。
そんな中で見事ケイブリスを打ち破り無事人類が守られた……。

と思ったらまさかのバード。こいつやりやがったな…ていうかえ?これなにバッドエンドじゃん。ランス魔王になったし。

まさかのダークサイド。
総じてみると話自体はそこまで複雑ではなくひたすら魔人を倒していき話が展開するという割とシンプルな内容。
当然ランスらしい寄り道も多く、どう考えても必要ないだろという道草も多い。
ただどんな状況でも「がはははー!」と笑っていられるランスはやはり大物である。
2部
まさかまさかの2部。1部から15年経過したらしい。
主人公も交代。しかもなんかプレイヤー自身が主人公っぽくなってる。
1部と違い1本道。しかも仲間になるキャラは大体がランスの子供とこれはランスシリーズじゃないと出来ないような…。
各国を回りながら困っている問題を解決しつつ仲間を増やし、魔王を倒すというかなり王道的な流れ。
ただそんな魔王の子供たちもどこか冒険というより旅行感覚という感じにも思えた。(現にリセットがそう言ってるし。)

名シーンの一つ。完膚なきまでに負けた後のこのシーンは格別な思いがある。
しかし2部で最も評価したいのはラスト。それも魔王ランスを正気に戻した後。

まずシィル。死んだかと思いきやまさかの氷漬け状態。これに関しては完全に予想外だった。というより地味にパイアールで伏線あったんだな…。
そしてそこからのランスの告白…こんなんもう堪らないでしょ…何年越しの告白だよ、遅すぎるんだよ馬鹿野郎…!
そこからのランスのはしゃぎようはもう見ていて笑えて泣ける。

本当に…本当に長かった…。
…とここで終わるわけでもなく、まさかのラスボスが魔王の血の記憶…?!魔王の血そのものって誰が予想したよ…。
このバトルもさ…すげえんだ。なんせ歴代魔王がボスラッシュの如く攻めてくるんだもん。こんなんテンション上がるにきまってるじゃん。

そして魔王との決戦も大詰めの所での冒険者ランスの言葉。
「おい、お前ら見てるか。俺様の活躍、ちゃんと見ているか?」
主人公が「あなた」ということを上手く使った最高の演出。
まさに今までずっとランスと共に歩んできたプレイヤーに対するセリフである。
俺はランスシリーズは1年を通してやってきたくらいだったが、それでもこのシーンのこのセリフに涙腺がやられた。
これは本当にリアルタイムでランスをやってきた人ならばもう涙腺崩壊するんだろうなあ…。こんなんランスに言われたらもうヤバいでしょ。

付いて行くさ。
1部がランス10における魔人との決着を表すのならば、2部はランスシリーズにおいての完結編と言えるだろう。
ランスの子達が冒険に出るということには最初こそ驚き戸惑ったが、やはりそこはランスの子供達。とても楽しい旅路だった。
魔王ランスにやられるという絶望もあったけども、かつてランスと共に戦った仲間たちが駆け付け次世代に引き継ぐ展開はすごく胸熱だった。
ただやっぱり最後に決めるのはランス。本当最後の最後までかっこよかった。
エンディングも本当に最後なんだなと思うとね…切ない。
「お疲れ様でした。ランス様」
1部2部を通して見ると、後半の爆発力は2部のシナリオ。全体的に安定して面白いのは1部のシナリオ。
2部は前半が少々退屈な部分もあったのはがマイナス点だった。
そしてシナリオを理解する上で一番厄介な点は、このゲームをプレイするにあたり相当の知識が必要という事。
ただ過去作のランスシリーズをプレイしただけでは今作を理解することは難しい。
世界観や設定等をくまなく把握しないと今作の面白さは伝わらない。現に自分も4・鬼畜王をプレイしていないがために分からないところがあった。
エロゲ問わずゲームのナンバリング系の続編は前作をプレイすることは前提ではあるのだが、今作はそこが特に尖りすぎている。それこそランス10のシナリオ面における最大の欠点。
過去作をしっかりプレイし、理解してから今作を望むと間違いなく最高と言えるシナリオだろう。
キャラ先に書いた通りとにかくキャラ数は圧倒的。
常連から1作しか出てこなかったキャラ等選出も幅広い。
また今作では食券というアイテムがあり、それを渡すとキャラシナリオを見れるのも良い。
常時シリアスな感じの展開かと思いきや、ふざけまくりのシナリオ等これまた凄い。種類も多すぎて全部見れないくらい。
特に印象に残ったキャラシナリオは、
クリン(裸に見えるメイド服を見たリックの絶叫とその後のランスの間髪入れずの「童貞を疑え!」に爆笑)
バーナード(相変わらずの謎の1人語り。バーナード・Bとかナツカシス…)
魔人ワーグ(本当良かったなと…孤独から解放されたんだなと…)
等々多くの食券イベントがあり、飽きがこない。まさに集大成と言える作品だろう。

安定のクズっぷりのペルエレ。

そしてこれは語らないといけないであろう主人公・ランス。
相変わらずの破天荒ぶり。最初から最後まで我を貫き通して見せた真の主人公。
やりたい放題な所も力があるからこそ出来る行動であり、説得力自体はすごい。
ただ今作も女性を不幸にしたり、自分勝手な行動で不愉快にしたこともあった。特に恋人美樹はシリーズ全体を通しても最悪クラスの所業で物凄い嫌悪感が出た。
周りが諦めるようなどんな状況でも前を向き、戦い続けた冒険者・ランスは紛れもなく世界の英雄、この圧倒的なポジティブとガハハ笑いが見れなくなるのは少し寂しい。
正にエロゲの主人公らしい豪快な鬼畜主人公。
そして…
ひとりぼっち!当たりめぇだ!
上にいる奴は全員俺様が蹴落とした!
それで俺様は一人になった!
そういうのはなぁ、孤高っつーんだぜぇ!?
もう俺様に並び立てる奴はいねぇのよ!
ぐぁはぁはぁはぁはぁ!
あ、いや
まだ最後に一人だけいたな……
その一方で今作1部のラスボス、ケイブリスも忘れてはいけない。
空、海√以外のケイブリスははっきり言ってしょぼい。あまりにも情けない姿を出しすぎている。魔物界大侵攻は周りの魔軍が良いキャラしてる中で特にダサい。
そもそもでしゃばれば無双できるはずなのに慎重になりすぎてぶっちゃけ、「こいつ…本当にラスボスか?」と思えるほどだった。
おまけに「話し合いしましょ?」っておい…。
しかし、追い詰められた時どうして強くなろうと思ったのかと言う原点に戻ったときの開き直りっぷりは凄く良かった。
上記のセリフは1部で一番印象に残ってるシーン。カオスマスターからランスへと呼び名が変わったことで明確にランスを意識している所が凄くわかる熱い展開だった。
2部でもケーちゃんとして最弱体化してたけど、それでも何千年何万年かかってでもまた頂点に登り詰めようとするその姿は努力家であり、この場面でようやくケイブリスを少し好感を持てるようになった。
何でもやりたい放題してきた最強の剣士・ランスと六千年の間最弱から登り詰めたケイブリス…
正に正反対の二人と言える。
2部のランスの子供達も良いキャラ多い。
個人的にはいつでもぐうたらしている深根が最高に良かった。
あのむふーって顔はもう堪らない。

可愛い過ぎる…。
あと長田君の遭難セットの所は割と好き。ツッコミ担当なのも良い感じ。
エールくんちゃんも中々にユーモアがあって良かった。
選択肢だと毎回頭に何か載せて反応を見てたけど中々に面白い。
ランスの頭に貝を載せて褒められる辺りは特に好き。
他にも様々なキャラがいるんだけど説明できるレベルの数じゃないので割愛。
ただ本当皆いいキャラしてるのは間違いない。
少し残念だったのはキャラが多すぎる弊害として出番が少なすぎる常連キャラがいたのは残念だった。

ホモ焼き鳥、出番少ないわりに凄い美味しい所持ってったよなあ…。
音楽何と言っても戦闘BGMは神がかりな出来。今作は本当にハズレ無し。
雑魚戦からラスボスまで全てが完璧。
「Zako Battle」とか名前は酷いけど盛り上がりが凄まじいし、「Chu-Boss」も飽きがこない。
そしてケイブリスとの戦いで流れる「決戦」も本当にテンションが上がる。本当にこれがラストバトルだという勢いもあって素晴らしい。ラスト付近の静かな部分も凄く良い感じ。
「血の記憶」の集大成という感じがする非常に良い曲。戦国ランスの所っぽいフレーズも使われてるのはGOOD。演出も相まってさらにGOOD。
だが一番は「Majin-Boss」戦闘BGMに関してはこれを超えるのは無い。最初に聞いたのはレッドアイ戦だけどもうそこから一気に惹きこまれた。
これを聞きながらの本気魔人戦はもう最高としか言いようがない。
戦闘曲以外も良曲は多い。
最初に流れた「Promotion Movie」は本当ここしか流れないのは勿体ない最高のOPだった。
魔軍に攻め込んだ時のBGM「魔物界」もかっこいい。正にラストダンジョンという盛り上がりの曲。
我が栄光のアレンジである「Nostalgic」も寂しい雰囲気がある。
EDの過去作ラッシュも歴史を感じられる内容。
今作の音楽部門に関しては一切の文句無し、120点を与えられる出来。
最高でした。
…「勇者」という曲名なのにかなりおどろおどろしいのは驚いた。
そこもまたランスらしいのだが。
Rシーン
シーン自体は非常に多く、種類やバリエーションも様々なものが揃っている。
今作も凌辱要素がある。各国の姫が凌辱されるのは見ていて辛い。
一方で相変わらずのランス。安定のエロで抜けない。おふざけ多すぎ。
ただウルザの懐かしいHシーンや若返ったカチューシャのシーンは中々に良かった。
2部は魔王ランスでのシーンばかりのためかなりの悲壮感。
ただ志津香がとうとうデレた。それだけでも十分すぎる。

デレるの遅すぎるんだよ…。
ゲーム性今作はとにかく難易度が高い。
バッドエンドや実績を解放させてゲーム展開を有利にする周回前提のゲームバランスのため、何度も繰り返しプレイしなければならない。
どの魔人から攻め込んでも良いが、途中途中でターン期限のあるクエストがあり、それらをクリアしないと問答無用でバッドエンドになるため気を付ける必要がある。
マップ移動はすごろくみたいな感じ。分岐自体は非常に細かく、作り込みが凄い。最初のイカマン世界エンドも面白かった。
さて、今回のメインである戦闘は中々に良く出来たシステムだと思う。
実際に出撃できるのは各陣営から一人ずつだけど、控えのメンバーのステータスにも影響してくるためいらないキャラは実質存在しない。
敵に関しても、近接が当たらない飛行状態や各属性無効等、ただただ強い攻撃をしていれば良いという訳でもなく色々考えて戦う必要がある。
特に魔人戦は無敵結界を始め様々な行動や攻撃をしてくるため最初こそ対処が大変なものの、慣れてくると攻略法が掴めてくるという点はかなりの良バランスと言えよう。
強敵には文字通り全員で戦う…正に「決戦」というタイトルに相応しい。
その一方で1ターンに行動できるAP(技を使うためのコストみたいなもの)が基本的に2ずつ、スキルにより3ずつしか貯まらないため、低コストの攻撃が大体強くなっている。
特に0AP1倍の「突撃-零-」はそれだけあるだけでもメインに食い込めるほど。
苦戦した魔人。
魔人姉妹(ハウゼル・サイゼル)
飛行+無敵結界+炎&氷無効と耐性マシマシ魔人。
挑戦ボスなだけあって非常に強敵。カオス投げランスが凄く役に立つ。
ケッセルリンク
初見のターン制限あるの本気モードを見た時、「あれ、これどうすればいいの?」とガチで悩んだ強敵。
ミスト化の状態耐性100%がマジキチ。無敵結界張り直しもマジキチ。男は容赦しないでランス吹っ飛ばすなよ…。
ケイブリス
ラスボスなだけあってシンプルに強い。特にスクイレルザンはやばい。
開き直った後の開幕ヒーリングガチでやめて。

多分一番安定してた編成。(大侵攻√)
ワーグ
1部の最強格。睡眠がヤバい。相手を寝かせてからのフルボッコタイムは悪意しか感じられない。
ランク制限があるのも辛い。ただ一回クリアすれば覚醒セスナ入れれば睡眠無効になって楽。

こいつはガチで強かった。
ここらへんの敵は何度もロードしてやり直した。
ここに挙げた以外の強敵も多かったりするためやりがいある。怪獣倒したときなんか達成感が凄い。
そして味方側…
今回仲間になるキャラはとにかく多い。
モブから常連まで本当様々。かつてのシリーズのオールスターで戦えるのは凄く感慨深い…。
…のだが当然ながらバランスブレイカー級の仲間もいる。(ただの強キャラとも言えるのだが…。)
各陣営別キャラ性能(参考がてらどうぞ)
主人公・ランス(AP0の突撃-零-2つが最後までお世話になる性能。終盤で手に入る鬼畜アタックも中々。)
・クリン(何気に1回限定の大回復+状態異常回復と優秀なユニット。ただランスがいるためあまり使われない。ケッセルリンク戦やメディウサ戦だと無敵結界解除した後はこっちの方が良いかも。)
・エール(2部主人公。最高性能は殴ってHP回復+確率でAP回復と性能に関してはとんでもない。種類も豊富なためどんな状況でも対処できる。主人公枠少ないな…。)
リーザス・かなみ(最序盤から手に入る割に、動きを止めてくれる手裏剣が高性能。運命かなみになると手裏剣がさらに強化。クソ強い。)
・リック(00ランスと同じくAP0二つ持ち。それだけで強い。何気に攻撃力高い。)
・アールコート(相手の支援を消せたり、味方にバフつけたりなど色々できる優秀キャラ。地味に自動戦闘改も中々)
ヘルマン・ロレックス(AP0攻撃に大技のAP4の弐式豪翔波といったバランスの取れた性能。APを貯めてから一気に放出しオーバーキル狙うと気持ちいい。)
・ルーベラン(捕獲攻撃に状態回復と地味ながら良い立ち回りをしてくれる人。石化かましてくるメディウサ戦で大活躍)
・エレナ(バーサーカーで簡単にブーストしてからコンボ繋げてのAP4大技ぶっぱ。雑魚敵専用だけど簡単にオーバーキルできる。)
ゼス・キムチ(今作の回復がかなりコストが重いのに対し、15%の確率で回復+状態異常回復と超優秀なヒーラー。しかも序盤で手に入るのも嬉しい。ただしランダム。)
・マジック(相手の支援消しに感電付き魔法とまあまあな構成。これだけ見るとちょい強い程度だがとあるユニットと組み合わせると凶悪になる。運命マジックの全てマニュアル戦闘化もカード集めに便利)
・パパイヤ(毒強化。これだけで最強。こちらもとあるユニットとの組み合わせがヤバい)
自由都市・ロードリング(男キャラだがバリエーション多い、しかも全員ヒーリング持ち。ロードリング回しは誰もがやる戦法)
・メアリー(単独では役に立たない。しかし相方が強い。)
・ドエススキー(一回限定のAP2暗殺が超優秀。ホーネットを救出するための必須級キャラ)
JAPAN・香姫(敵のHPを問答無用で5%削る100%毒付与団子投げとんでもない性能。HPが高ければ高いほど毒が強力になるためボスキラーとして文句なし。高難易度になればなるほどそれが活かされる。パパイヤと組むとさらに削れる。今作3強の1人)
・五十六(遠距離-零-にAP3の大技を持つロレックス遠距離バージョンと言える存在。仲間になるのが後半なのが辛いがそれでも中々。)
・黒部(同じくロレックス性能。ただ大技のAP消費が高くなった分威力は凄まじい。)
その他・ミラクル(調整が必要だが条件付きで討てる闇666が高性能。何気に命中+も有難い。最高レベルのミラクルの骸骨騎士団は中々使いやすい。)
・シィル(バリエーションが多くロードリングと同じくシィル回しも出来る。ランスブーストもあるのでランス一緒に出撃させると良い感じ。)
・カフェ(ヒーリングに攻撃+持ち。戦闘に参加できないが常時攻撃バフができるのは良い。)
亜人・イージス(AP0で討てる遠距離-零-に一回限定の一斉射撃と低コスながらも使いやすい。序盤で確定入手できるのも良い。)
・フル(それぞれAP2で3連攻撃と氷魔法と自己完結してる性能を持つ方。最初のストーンガーディアンではかなり世話になる。)
・魔王ランス・制限(他のキャラとのステ差が10倍以上離れているトンデモ性能。ただ殴るだけでオーバーキル。文字通りのワンパンマン。魔王アタックを食らった敵は軽くHPが吹き飛ぶ。URなために手に入りづらいが、入手してしまえばこの時点でラスボスも簡単に捻れる。今作3強の1人して圧倒的ぶっ壊れ。制限とは何だったのか)
モンスター
・ハニーキング(魔王ランス程ではないがステータスはかなり高い。ハニーフラッシュしかないがそれでも強い。まさにステの暴力)
・剣豪(敵異常ありで討てるAP0の居合切りがかなり使いやすい。香姫と組ませるとダメージソースになってなお良い。)
・深根(2部キャラ。なんでモンスター枠なの?AP回復と1回限定の大回復とパーティーを支える屋台骨。特にAP回復が3消費の5回復とコスパも良い)
神魔・レイ(AP1の条件付き2連パンチが二つ。その条件は一つが「メアリーが参加」もう一つが「敵が感電状態」。つまり感電に出来るマジックといるだけで殴れるメアリーとの相性は抜群。メアリーでブーストしつつマジックで感電させて殴る…いわゆる雑パンするだけでも強い。おまけに威力も高くオーバーキルも余裕。バボラの足も殴り倒せる。今作3強の1人)
・ケッセルリンク(今日も今日とてゾンビ(ロレックス)を召喚しつつたまに自分も殴る…そんなお方。攻撃力も高いため戦力としても十分)
・シャロン(AP2で装甲を潰せるごめんあそばせが凄く使いやすい。簡単に手に入るのもなお良い。)
印象に残ったキャラは以上。
こうして見ると、有能キャラが序盤に手に入りやすい分後半に加入するキャラはどうしても微妙になってしまうのが難点。
そして最大の難点はカード入手。固定で獲得できるキャラもいるもののほとんどがランダム。しかも敵を倒した後のドロップ確率も中々に渋い。
・クエスト中に初めて敵に止めを刺すと50%アップ
・オーバーキルするとそのダメージによって確率アップ
等、条件もあり戦力が整う後半ならば達成しやすいのだが、よりにもよってカードを集めたい序盤に集めづらいのが辛い所。
ドロップしないメリットはほぼ無いためセーブ&ロードを繰り返すしかない。
また2部は編成や仲間になるキャラは固定な上、話に関してもほぼほぼ1本道なため、自由度がない。
道中でもカードは集められるが、終盤で性能が圧倒的の同名キャラが手に入るのも×
そのため2部の戦闘はあまり評価できない。(APの問題は解決している。)

ここすげーきつかった…(暗殺通るの知らなかった…)
また同じような行動をとるボスも多い。
この状態だとこの攻撃…といった流れが出来てしまい、対策のしやすいボスも多い。
後は毒が強すぎるためにHPが数千万以上あるボスには「毒団子食わせて、キムチで回復」で大体何とかなってしまう等、敵が強くなればなるほど持久戦が強い。
まあ所々悪いところも挙げたが、それらを差し引いても十分面白いので普通にやる分なら全然問題ない。

統合パーティで戦いたかった感。
総評95点
シナリオ☆2.5つ キャラ☆3つ 音楽☆3つ Rシーン☆1つ ゲーム性☆3つ
ランスシリーズにおける完結編としては非常に良い出来といえる。
あの壮大な世界観を(多少の疑問点は残るものの)終わらせた。それだけでも相当評価されるだろう。
もちろんゲームとしての面白さも損なわず、何週もプレイできる楽しさを提供したのもGOOD。
本当に良く出来た平成の傑作エロゲ。
- 2020/05/26(火) 20:35:18|
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