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穹が凪ぐ音の夢

エロゲの感想や自分の一日を日記みたいに一生懸命、書いてます。

エロゲ感想 幻創のイデア

以下感想
ネタバレあり注意


















幻創のイデア
3rdEyeより2013年に発売されたエロゲ。
ここのメーカーは「ソーサリージョーカーズ」「レイルロアの略奪者」をプレイ済み。
評判が良いらしいですがどんなもんでしょうかね…。





シナリオ☆2.5つ

優真サイド、赫サイド、核心の話となるナグルファルの夜、Hシーン詰め合わせのエピローグといった構成。ヒロインも優真サイドは前半リノン、後半なる。赫サイドは前半美月、後半ノエルという感じでメインを張る人物は前半後半で異なる。


リノン√(優真サイド前半)
メインがリノンのはずなのに序盤はなるとの学園生活が中心になっており、リノンの出番がなかったのが少々残念。実際活躍し始めるのも中盤辺りなわけだし。そしてリノンの話は文字通り己との戦い。自らを「超最強」「超最狂」「超最凶」と名乗る我が強すぎる3つの人格の戦闘は正直どういう感じの展開だったのかが分かりづらい。
優真も割と空気。ただ人格を殺す前に止められたのは一応優真の命令だったわけだし一応主人公としての体裁は保てたか。


なる√(優真サイド後半)
故郷がの同胞が虐殺され復讐に駆られるように。今までの愛くるしい中二病は一切ない。
とにかく暴走気味で故郷のためなら他の人間がどうなろうと知ったこっちゃなしと言った具合で危なさをずっと感じた。ただここまでの事をされたらそりゃそうなるわ。ただ復活したリノン様が本当に頼もしかった。
文字通り死なない零二との戦いはかなりの絶望的な状況でなるも発狂しかけたけど、優真の文字通り心を犠牲にしての戦いは見ていて面白かった。
…ただそれ以外の優真はあれだけポジティブだの言ってなるを元気づけようとしていたのに、なるを犠牲にして人間に戻れるという零二の案に迷ってるし、なるの故郷を滅茶苦茶にした零二を見逃そうとしたりするなど意味不明すぎて一気に嫌いになった。…まあ元々優真は嫌いな方だったけど。(最終的に零二は自ら死んだけども…)


美月√(赫サイド前半)
まんまツンからデレになる美月の物語。近寄りがたい雰囲気を出しているのだがそれは人間に戻るために焦っているということで、本来はお嬢様風でとても素直な性格をしているということが分かる。主に紅茶トークで。
中盤は零二の実験体であったXⅢにパーティー中のビルをジャックされる。命がけのババ抜きやXⅢとの戦闘等といった参加者達の駆け引きや赫とXⅢの頭脳戦もある戦闘も良く、又、美月に対する父親の愛情や凜々華の友情等美月が変わるための要素がこれでもかと詰まっており見どころが多く面白かった√。

マスクの男 幻創のイデア
このセリフは実際正しかったんだなと。このXⅢもあまり悪く思えなかった。


ノエル√(赫サイド後半)
今まで謎だったノエルの目的等が少しだけ明らかに。
序盤は4人でフラワーパークやプールやらで遊ぶなど非常に和やかな雰囲気。傍から見ると家族みたいなんだよなあ…。
しかし楽しい時間が終わるとノエル自らが赫を呼び出し戦闘。しかもノエルが亡霊というおまけつき。ただ結局それらは嘘っぱちであくまで赫のために行った茶番でしたとのこと。ただそれだけノエルは赫を愛しているのだなということが分かる。


ナグルファルの夜
これまでの総決算と言える話。
AS社との戦闘や大災害ナグルファルを引き起こした元凶も明らかに。
今までの話の伏線がこれでもかと回収されており、ああこういうことだったのかと納得するものばかり。
どうでもよいようなギャグパートですら、重要な要素として描かれていたことが明らかになり、非常に読み応えのあるシナリオだった。登場人物の信念も凄く分かりやすいのも良い点とも言える。特に赫の亡霊の正体をこういう風に持ってきたかと感心した。
ただ元凶のヒストリアが存在はしているのだが、正体が分かりづらく、概念のような感じになっていたのは残念。最後も優真の能力もよく理解できなかった上で無理矢理のハッピーエンドみたいな感じになっているのも×。
後はゼロやルージュ等の活躍が少なすぎた。特にルージュはあれだけ強敵のような感じだったのに脇役扱いであっさり退場したのは謎だった。



キャラ☆2.5つ




優真
優真4 幻創のイデア
主人公。
お人よしで困ってる人を助ける典型的な主人公体質。しかし過去がかなり重く、それでもポジティブでなんとかしてきたために精神的に強い。…しかし実際は人一倍孤独を嫌う。仲間達が消える時は普段と比べ物にならないレベルで動揺していた。見ていて凄く痛々しいほどに。
ただウザ発言も多く、イライラさせるような行動も多い。というより女性に対してチャラ男系のつまらないノリで接するため嫌悪感も半端ない。他にも中途半端な厨二病で性格が前向き姿勢なためかシリアスな状況でも空気を読まない発言をする。
おまけに声もかなり癇に障る。
今作の嫌いなキャラ筆頭。零二見逃したのはガチでありえない。なるちゃんがどれだけ苦しんでるのか分からないのか。



リノン
リノン2 幻創のイデア
自分の力を圧倒的な自信を持つ高飛車アイドル。厨二枠その1。
ファンだろうが何だろうが上から目線、尊大すぎる態度なのに謎のカリスマも備えているお方。
ただそれは自分の事を何よりも知っているからということであり、窮地の場面では自ら時間稼ぎ役に買って出る等所々で最適解を導き出す事の出来るキャラ。様付けアイドルは伊達じゃない。
エピローグでは狂ったレベルでデレが発生してて面白かった。しかも凄いピュア。誰だ君は。

トリトナ 幻創のイデア
トリトナの暴力的ながらもリノンの身を案じてる所が好き。


なる
なる 幻創のイデア
厨二病その2にして筆頭。…優真サイドは厨二しかいないのか…。
なんとかなるの言葉で道を切り開く真っ直ぐなヒロイン。しかし発言の意味が良く分からないことも多かった。まあ厨二ゲーの厨二病キャラだから仕方ないんでけど。
優真に対しての愛情はかなり深く、いなくなった妹の事すらも真剣に考えてあげている等とても良いヒロイン。エピローグにおける最後の最後で家族そろっての団欒が出来るようになったのもなるの支えもあったからだろう。




赫2 幻創のイデア
もう一人の主人公。
炎を操るキャラだがとても冷静でクール。ただちょっと天然な所もあるかも。
一見すると完全無欠なのだがノエルの指示待ち人間だったり、辛い記憶を自ら封じ込め居もしない亡霊の存在を作り上げるなど、実際は弱い所もあるらしい。
ただ決める所はバシッと決めてくれる上に、暴走せず冷静に戦況を見極めることができる人物なのがとても大人。優真との戦いでは特にそれが出ていた…というか優真が冷静さを欠けすぎてたというのもあるが。
厨二要素が多いけど凄く恰好良く決まってる。主人公としてはこっちの方が全然好き。





美月
美月3 幻創のイデア
紅茶に目がないお嬢様。
登場当初はキツめの性格をしていたが、ノエル√では毒が抜けたかの如く性格が丸くなった。おそらく元の性格がそっちなのだろうが。
結構天然な所もあり、ノエルの悪口も普通に受け止めたり、そもそも意味が分かってなかったり見ていて面白いキャラになっていた。ただナグルファルの夜だと活躍箇所が少なかったのが残念。
エピローグを見るに幸せになってほしい。いつか母親が思い出してくれるといいな…。



ノエル
ノエル 幻創のイデア
赫をご主人と慕うヤンデレ風巨乳。
一言で言うなら「ヤバい奴」赫のためにと思って徹底的に愛情を注ごうとするがその深さがとんでもない。しかも赫本人はそれに気づいていない。ブチ切れ描写も多く、特に赫関連になると咆哮するほどキレる。おまけに力も凄く強い。それだけ赫に対しての愛情は凄まじいということなのだろうが。
他の人間はどうでもよいスタンスだったが、最終的にひまわりを全力で助け出そうとするなど精神的に変化したヒロインでもある。最初から最後まで赫への慕い続けた人物。服装や性格やスタイルが個人的に超好き。
ノエル3 幻創のイデア
もうかっこよくて最高。



その他印象に残ったサブキャラも色々。
何かあるのかと思ったら最後まで何も関係なかったおでん家の嵐山のおっちゃんが変に印象に残っている。
そして嫌悪感バリバリキャラ筆頭なのが零二。なるの故郷すら滅ぼし人体実験を行う等マッドサイエンティストすぎて最悪だった。そもそも顏からして飄々としてるのがむかつく。
零二 幻創のイデア
許されないんだよなあ…。

命がけで何も得ることが出来なかった時任や赫サイドで影で色々動いていた功労者の善太郎等良い役割をもらえたキャラもいた一方で、あまり活躍できなかったりする勿体ないキャラも多かったのも残念。

何より第5ヒロイン扱いのココロが序盤と終盤くらいしか登場しておらず、活躍箇所も重要な場面での最後の一押しくらいなものだったので、これでヒロイン扱いなのかと疑問を持ってしまう。

そして声優の演技は素晴らしい。
特に全力の方向はビリビリくる。
ひまわり 幻創のイデア
所々で癒しをくれるひまわり。最後まで生き残っててよかった。



音楽☆2つ

OPの「イノセンス」は青葉りんご。
静かな始まりから一気にくるイントロにサビの盛り上がりはとても素晴らしい。
「ああ 君がいた景色に さよならを言うよ:

EDは各主人公であったのは良かった。特にグランドEDはかわしまりのなのが驚き。
作中の展開を考えると、EDはかわしまりのしかありえないんだよなあ…。
歌詞もまさに終わりという感じがして良い。



Rシーン☆1つ

メインシナリオでは僅かでエピローグで纏めてある感じ。
肉感も良い感じで中々良いんだが、前戯と本番で分かれていたりするため実際のシーン数は少ない。
シチュは割と良いんだが…。




総合81点


ストレートな厨二ゲー。
序盤がやや荒削りな所も見られたが後半の盛り返しは素晴らしい所があった。
それなりに楽しめたと思う。
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  1. 2020/08/22(土) 19:37:48|
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エロゲ感想 SWAN SONG

以下個人的感想
ネタバレあり注意



















SWANSONG.png
2005年よりLe.Chocolatより発売されたエロゲ。
ライターが瀬戸口廉也氏ということに加えてお値段500円という安さもあって購入。
……あの…タイトル画面の書体からもう怖いんですけど…。


シナリオ☆2.5つ


大地震により全てが崩壊、隔離という絶望的な状況で生き残った人々の醜い本性をさらけ出す狂気のヒューマンドラマ。
複数の視点変更からなるキャラクターの心理描写がわかりやすく、特にある一人のキャラはどんどん狂っていくのだが、その過程も丁寧に書かれておりこの世界がいかに恐ろしいのかがわかりやすい。
後半の舞台である学校に到着する前の段階でも精神的に狂ったサラリーマンや法が機能しなくなったことにより好き勝手する警察官等どれだけ状況が最悪で絶望的なのかを知ることができる。

今作の特徴は徐々に恐怖・狂気に染まっていく人間達だろう。
最初こそ生存者が力を合わせて頑張って生きていこうという感じなのに、物資の不足や宗教団体とのいざこざ、多くの人の死によって徐々に恐怖政治に変わっていき、最後は正に地獄絵図。通常ではありえない狂気の殺し合いは言葉を失うほど唖然としてしまった。これこそが本当に追い詰められた人間達がする行動なのだろうか。

ノーマルエンドは狂気と化した世界を消し去るような雪崩で全滅。
生き残った司と柚香であろえが作成していた像を教会に建て、最期に司が力尽きエンド。
色々な考察ができそうなシーン。絶望的な状況でも神はずっと見ている、あるいは見ていたって事なのか?ていうことはあの地震&雪崩は神の裁きと言えるものなのか?…うーん中々に考えれる…。
最後の司たちの行動やモノローグも良く、心に残る終わりだった。
あと槍で刺す所の選択肢になんか「ピンポーン」とか謎のファンファーレがあったけどあれは何だ?逆に怖いんだけど。
世界 SWANSONG
これこそ人間の本性を現した地獄絵図。

トゥルーエンドはノーマルエンドと真逆で、狂気一歩手前で抑えられ生存者は助かるという感じ。
あまりにも突然すぎる展開で困惑した。
ノーマルエンドはかなり展開が丁寧なだけに雑に感じる。
トゥルーエンド SWANSONG
何となく未来がありそうな終わり。

とまあ個人的には中々に読み応えのある物語なのだが、最大の問題点が一つ。

これ、エロゲというか小説じゃね?

後はあまりにも報われない展開だから再度プレイしたくないっていうのが本音かな。

酒の力 SWANSONG
長いんだけど上手い心理描写。



キャラ☆3つ

今回の主要人物は6人。


尼子司
・今作の実質的な主人公。どんな状況でもクールで無表情。だけど所々空気が読めない。
・過去がそれなりに重く、事故で右手が殆ど使えない。だけどそんなところもおくびにも出さない。
・どんな状況でも冷静な姿に正直恐怖を感じたキャラだが、最期の最期で感情を表に出したその姿は良かった。

佐々木柚香
・今作のヒロイン?ノーマルエンドでも最後まで生存した唯一の人物。
・敵対をほとんどせず仲間と共に助け合う。司大好き人間。
・完璧美女かと思いきや人間の黒い部分も持っているが、逆にそこが人間味があって良かった。まあ色んな人と付き合っていたという過去はちょっと嫌な感じがしたが。

田能村慎
・最初から最後までリーダー気質の青年。絶対途中で裏切ると思った。
・段々と狂気に染まる世界でも最後まで周りを見て最善の行動を取ろうとした漢。ただあまりにも優しすぎたせいでかなり悲惨な最期に。
・戦闘強すぎ、剣道強すぎ。そしてイケメン。雲雀への告白は凄い好き。
まとも SWANSONG
絶対途中で狂気に飲まれるかと…。

川瀬雲雀
・柚香の同級生で今作で最も感情豊かで子供っぽい。ただ面倒見が良い。
・基本的にギャグ枠。辛い状況でも場を和ますことの出来る一種の清涼剤枠。
・最初は騒がしいし文句ばかり言うキャラで好きになれなかったが、なんだかんだで最終的に好きになった。狂気の世界でも最後まで自分を持ち続けた。

鍬形拓馬
・今作で最もヘイトを集めるであろう人物。ある意味大災害の被害者、そしてもう一人の主人公的存在。
・最初はヘタレでネガネガしてた人物だが、段々と狂気に染まり最悪の世界を作り出してしまった。
・徐々に狂っていく心理描写もあり同情要素も僅かにはあるものの、司の左腕・雲雀の凌辱・槙の殺害の時点でもうアウト。こいつは絶対許さない。
狂人2 SWANSONG
度重なる絶望を経験したせいで自らが絶望を与える側になってしまったキャラ。

矢坂あろえ
・自閉症持ち。狂った世界の事も何も分からずに勝手に行動する。
・とにかくやりたい放題で、主に司を危険な目に合わせる。記憶能力はとんでもない。
・何を考えているか一切分からない上に、ただ迷惑をかけまくった印象しかない。正直嫌いな人物。


他にも様々な人物が登場する。
個人的に妙子は好き。お兄ちゃんって呼んでくれるの最高に可愛い。

モブキャラ(他の生存者)も自分勝手な行動が目立ち、争いを頻発させる。
皆どんどん狂っていく様を見せられるのはかなり心苦しい物があった。





音楽☆0.5つ

BGM自体は少なく、無音の場面も多い。
クラシック等の曲も多いが狂気の人々にクラシックを流されると怖さ倍増する。




Rシーン☆0つ

和姦、強姦はあるが用途としては一切使えない。
いやこういう状況で使えるわけねえだろ。




総合80点


震災による人間達の恐怖をこれ以上のものは無いほど書かれている。
しかしあまりにも辛い世界観の故に1回やれば充分という気持ちになった。
面白いと言えば面白いのだけど…。
色々考察する必要がありそうなゲーム。

  1. 2020/08/13(木) 21:01:19|
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エロゲ感想 なないろリンカネーション

エロゲ感想
ネタバレあり注意


















なないろリンカネーション
シルキーズプラス WASABIより2014年に発売されたエロゲ。
発売当時は購入しようとも考えずスルーしていた作品。
評判が良いのでとりあえずプレイしてみることに。




琴莉
琴莉3 ななリン
裏表のない天真爛漫系少女。
気持ちがとにかく真っ直ぐで笑顔も非常に可愛らしい。テンションの振れ幅も凄く、荒ぶって叫び芸かましてる所が最高に面白くて笑える。特に変態おじさんの場面は最高。
琴莉2 ななリン
気合入れてる所も可愛い。

そして真の助手としてやるときはしっかりやる。きららから謎の力で真を守ったり。
…このように非常に好感が持てるキャラだけにその正体が幽霊だったというのはかなりショックを受けた。

生前は家族との団欒もほとんど取れず、家族の温かみを知らなかった琴莉が死後に家族の幸せを知れたのはなんて皮肉なんだろうか。そして琴莉の家族も琴莉が死んでから毎日涙を流して後悔している。なんて重たい後悔なのだろうか。
そんな彼女だからこそ余計に犯人に対する怒りが半端ない。こいつは呪い殺されても良いレベルだ。

話の内容自体は王道的で分かりやすい。
ED1の「リンカネーション」は心に残るエンド。メリーゴーランドのやり取りや何より琴莉の最期の手紙はあまりにも悲しすぎる。琴莉の、真と共に生きたかった後悔はあるが、それでも次の人生を見据えて前に進もうとする想いが何とも……本当に強い娘だなと思う。
琴莉6 ななリン
辛いよ…。

ED2「輝く日常」は成仏せず助手として現世にとどまる。
これもこれで1種のハッピーエンド。ED1と違い明るい感じで終わっている。
ただ先の事を考えるとただ先延ばしにしただけと見える所もあり、完全にハッピーエンドかと言われると…。
霊能 ななリン
ある意味でトゥルーエンドかも?

個人的に琴莉は凄い可愛らしくて好きです。本当に幸せになってほしいキャラ。





由美
由美2 ななリン
関係が自然消滅してしまった元彼女。
一度はヨリを戻したけど、結局真のお役目を理解できずにまた離れていく。…まああれに関しては真も説明不足だと思うし…。結局その後は伊予の案で事件も解決、由美にも理解されてとりあえず一件落着…。
かと思いきやここでまさかの琴莉が…。悪霊にならないための方法とはいえ鬼になるとは…。
由美&琴莉 ななリン
犬耳琴莉も可愛い。

由美は今作における完全な一般人枠。霊の存在も信じないし、鬼の事情も一切知らない。その辺を理解しない女と見るか、一般人だから仕方ないと見るかで好き嫌い分かれるかも。個人的に憑りつかれた後の琴莉の理解をしっかり汲んでくれてるから割と好感が持てた。そしてエロい。通話Hエロい。

結局恋のキューピッドは琴莉だったんだなと。琴莉が由美に憑りつかなければまた自然消滅する流れになっていた。悪霊なんかじゃないよ本当に。
全てが完璧に丸く収まさった終わりではなかったが、琴莉の願いも由美の願いも全て叶えられていた√。
由美&琴莉2 ななリン
エロシーンの後に泣かせに来るのは卑怯。


真と由美と琴莉の3人の関係は本当に好き。
3人 ななリン
ある意味これが一番のハッピーエンドかも。




梓2 ななリン
新人刑事。霊が見える体質でビビりというおかげで反応が滅茶苦茶面白い。最初の伊予の脅かしからすでに笑える。年上だからか他のキャラよりも考えが大人っぽく、身を引く時はきっちり引ける女性。若干M志向だったり。ただ責任感は人一倍強く、背負いこみすぎな所もある。それ故に無茶な行動もすることも。

琴莉との最期は結局家族の誰とも合えずに成仏してしまったために本当に辛かった、そして悪霊になりかけた琴莉を一切怖がらず抱きしめた梓の優しさと琴莉の最期の「幸せ」が切なすぎて涙腺ぶっ壊れた。

序盤は単なる猪突猛進な刑事でそこまで好きではなかったが、後半の梓の働きを見て少し好きになれた。

ただ犯人に対しての制裁が弱すぎる。もっと恐怖が欲しかった。




伊予
伊予3 ななリン
座敷童。しかし家から出ないことをいいことにただのネトゲ廃人と化しているロリっ子。
ギャグパートでは屑な発言連発。葵と共に今作のギャグ要素を担っているお方。
しかし最も永い時を過ごしている分やるときはちゃんとやる。真が行き詰った時にはアドバイスもするし、特に真関連になると本気で心配したり怒ったりするなど実際はまこちゃん大好きな所がまた良い。
伊予 ななリン
ゲスの笑い方も好きだし下ネタ発言も好き。

シナリオはおまけのような感じで短め。
しかし琴莉に後悔ないよう成仏させたその姿は伊予の家族に対しての愛情のように思えた。




シナリオ☆3つ

ギャグとシリアスが高い次元でバランスがとれている。

「悪霊」「鬼」等不穏な単語が多くみられる今作だが、蓋を開けてみれば個性的過ぎるキャラのドタバタ劇もあれば琴莉関連での切なさが涙を誘うシーンも多く見られた。
何より家族の温かさを中心に描いた今作は正しく「涙あり笑いありのホームコメディADV」である。

琴莉の正体に関しても本当に良く出来ていた。
…確かに最初のコタロウの散歩の事故の時点で違和感はあったのだが…。
一度琴莉√をやった後に共通等を見返してみると、成程上手く隠しているなと思う。会話も違和感ないように繋げているし、食事シーンも箸を持って食事してないし…。テキスト面でも非常に良く出来ている。
集合 ななリン
あー…一人だけ箸持って食事してないんですよねえ…。

そして何と言っても琴莉との別れのシーンは本当に素晴らしい。
琴莉の最期の展開が全√で異なり、その全てが感動する。
ハッピーエンド要素のある由美√・琴莉ED2「輝く日常」もあれば、琴莉ED1「リンカネーション」は本当に琴莉の様々な想いが溢れていて反則。手紙シーンはもうダメだって本当に…。

欠点は内容のほとんどが共通√で、個別√が短いことや、シリアスな事件が1つのみで過程は違うものの最終的には同じ展開故にボリュームが少々足りないという感じもする。
それでも非常に良く出来た物語でした。



キャラ☆3つ

個性ありすぎるキャラのオンパレード。
鬼に関しても
・ギャグ担当でハイテンションで真を困らせる葵。
・家事担当で真を支える。普段は母親のような優しさがあるが本気で怒ると滅茶苦茶怖い芙蓉
・オドオド系だけど人形のような容姿で可愛らしいアイリス
等。正直琴莉以外のヒロインより目立ってる。
アイリス ななリン
特にアイリスなんて、末っ子なのに凄い良い子。

主人公の真は優柔不断な所も少しあるが、お役目に対しては誠実で、たとえ危険な目に合おうとも依頼をこなそうとする真っ直ぐな好青年。琴莉とのメリーゴーランドのやり取りは本当に泣けた。

そして今作のメインヒロイン・琴莉。今作は正直琴莉ゲーと言っていい程。
不快な要素も一切なく、常に明るく接するその姿は霊だろうと関係ない素晴らしいヒロイン。
正直生きていてほしかった。



音楽☆2.5つ

OPの「リンカネーション」は最初は良く分からなかったがクリアした後に聞くと心に染みる名曲。そうか…だから琴莉EDのタイトルが「リンカネーション」なのか…。

「悲しくて 壊れそうな時には くちずさんでごらん
このうたを思いだして 勇気をくれる 守ってくれる」

BGMは「sentimental」が特に良かった。別れのシーンで流されると泣く。



Rシーン☆2つ

所々ギャグみたいな所も交じっていたし、全体的に短いシーンだったがCGが非常に素晴らしく出来ていた。
結構シチュがエロい所もあったりするのだが、後半になればなるほどHシーンに悲壮感が増して用途として使えなかった。
葵2 ななリン
変な笑いがでる。


総合95点

何故今までこのエロゲをスルーしていたのだろうと思うほどの神ゲー。
昨今のどのゲームよりも心を揺さぶられる。
感動したし笑わせてもらった。

本当に面白かった傑作の一つ。琴莉…来世では幸せになってくれ…。









琴莉の手紙 ななリン


  1. 2020/08/11(火) 18:18:06|
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エロゲ感想 魔女こいにっき

以下感想
ネタバレあり注意


















魔女こいにっき
qoobrandより2014年に発売されたゲーム。
ここのメーカーはこれ1本のみ。
実は新島夕シナリオはこれが初めて。原画に狗神煌もいるということでとりあえずプレイしてみた感じ。


プロローグ

今作の目的等はほんのり分かったような気もするが、どうしてこういう感じになったのかはあまり理解できない。まあまだ最初だから当たり前なんだけど。
序盤からやけにHシーンが多いと思ったけどそれはジャバウォックという悪魔のせい…ってことなのかな。
まだ分からないことが多すぎる。これらは本編をやれば理解できるようになるのだろうか。



あけみ

教師でありながらキャバ嬢もしていた真面目な先生。
新人の先生らしい生徒想い。そして巨乳。
父親がいないという暗い過去を持ってたけど、父親自身が会いに来たおかげで辛い気持ちが軽くできたのはまあ良かった。



美衣
美衣4 魔女こいにっき
眼鏡かけててもかけてなくても可愛いヒロイン。
最初は結構控えめな性格だったけど、たくみの後押しもあって徐々に積極的になる。アイドルもその一つ。
BGMがいきなり歌になったのは驚いた。しかも結構耳に残る。
また結構なヤキモチ焼き。他の女性に口説くたくみに妬く美衣クソ可愛い。…これはたくみが軽薄すぎるんだけど。
春菜 魔女こいにっき
耳に残る。

最後はアイドルとして活躍し始めたと同時にたくみが消えた。エピローグで思い出してる風な感じだったけど結局がこれが失恋という意味?なのか…?まだまだ分からないことも多い。





夜に出会ってからなんだかんだセフレのような関係になった少女。映画オタクで語らせると長い。巨乳。
恋がたくみとのデートを撮り1つの物語として完成しそれを見せてくれた事は、たくみ(ジャバウォック)にとっての良い体験だったのではなかろうか。…まああえて大袈裟に言ってる感じもするが…。

ひたすらに夢を叶えさせようとせず、恋の想いを尊重している辺りジャバウォックは悪い奴ではないのか?




聖4 魔女こいにっき
最初こそ自分を天使と言う痛い娘だと思いきや、実際の所は天然で子供っぽい女の子。
堀田のためにキレたり、たくみとのデートで照れたりする等見ていてとても面白い。この5人の掛け合いは割と好き。
聖3 魔女こいにっき
このグループ割と好き。

この聖の物語は聖が「天使」から「人間」になるための話だったということが良く分かった。捨てられた過去を背けるために自分は神から生まれた子供、天使と言い張っていたと思うとただ痛い娘と見れない。迷子の赤ちゃんの本当の名前を言った時や、自らを捨てた母親を赦した時、天使という殻を破り、ようやく人間として前を向くことができたのだと思う。
掛け合いも面白いし、聖は可愛いし、この√は割と好き。

ただたくみの性格が激変してたのは驚いた。ただの普通のイケメンじゃんこんなの。



零&カノン
零 魔女こいにっき
ツンケンしている零におっとり不思議ちゃんのカノン。
零に関しては何となくギャーギャーうるさいイメージがあって、カノンは言ってることは何となく変だが割と常識人っぽい。

そして物語はプロローグの延長みたいな感じ。
目的や正体等ようやく色々わかった感じがする。そうなるとありすは何者なのか…?今の所ほとんど物語に出てきてないし…。謎はまだまだ多い。

後半では各ヒロインの記憶を引き継いだ状態のたくみ…ジャバウォック王が登場。
ようやくたくみの正体も分かったのだが…こいつ悪魔じゃねえな…普通に良い王様だわ。当主カノンに真正面からぶつかるその心意気にかなりの好感を持てる。
そして零自身もただうるさい女性かと思いきや、自らが消えてもカノンを取り戻そうとする覚悟は正に最高の姉と呼べるだろう。
歌音もずっとジャバウォック王の事を想い続けて、最期に報われて良かった。
歌音 魔女こいにっき
本当素晴らしい女性だ…。

…ここまでで75%程謎は解けたが、最大の疑問はありすの存在。…何者なんだ…?

後、学園祭の演劇やプールのわちゃわちゃ感も日常的で好き。ワッフルワッフル。



崑崙
崑崙3 魔女こいにっき
ジャバウォック王と共に永い時を生きた魔女。
最初からかなり怪しさもあり、正直元凶なんじゃないかと思ったこともあったが…いやすまんかった。
普段はクールなのにジャバウォック王と一緒に過ごすようになってから色々な表情を見せてくれるようになり、そこがまた愛おしい。手作り料理で尽くしてくれるなんて…。
本当に王の事が好きなんだなということがわかる。なんせ嘘までついて傍に居ようとしたんだし。永い時の間でずっと想い続け、ありすと好き合ってからもずっと見守り続けていたその心の強さに感動した。

ジャバウォックが作中で話していた「少年と少女と金持ちの少年」に似たような構図だと思える。



ありす
ありす5 魔女こいにっき
たくみ(ジャバウォック王)と共にすごした少女。ある意味でもう一人の主人公。
とにかく元気で明るさを振りまく姿は正に太陽。そして笑顔がとても可愛らしい。「なんだいなんだい」「なんのこれしきささにしき!」とか特徴的な言動もあったり本当にめげない娘。
そして後半に正体が判明。まさかのおばあちゃん。これは予想外すぎた。何かしらあるとは思ってたけどまさか精神的タイムスリップを起こしていたとは…。
その後のたくみの行動も逃げと周りには言われているが、本当にありすの事を想っての行動なんだから文句は出ない。むしろよく決断したと思う。
ありすの過去回想やずっと演じてくれてた友達との別れには涙腺持っていかれそうになった。

最後に思い出し、皆と再会してのカーテンコール……かと思いきや…












シークレット√
アリス 魔女こいにっき

タイトル画面放置してたら別シナリオ入るなんて思わなかった。つけっぱなしにしてソシャゲのカリスタ消費してたから発見した。
本当に偶然。
各話でちょくちょくあった「アリス」要素を集めると出現する一種の隠し√ってことか。

というかお前がありすの記憶を無くさせた元凶なんか。ハッピーエンドの余韻に浸っていたらこの展開かよ。

突然ぶっこまれて困惑してる。
しかも展開的にジャバウォック王と后・アリスが歯車になってエンド…ってある意味BADなんじゃ…。
ただゲームクリア後の話だから、これが一種のトゥルーかもしれんな…。

はっきり言ってこの展開、嫌いです。
なんせ物語的に終わってるのになんでこんな話をラストに持ってきたのか正直意味わかんねえ。
確かに各場面で色々解消されてない伏線はあったけど、まさかこういう締めのためだとは思わなかった。
この展開を好きな人もいるかもしれないけど個人的にこれはふざけんなって感じですね。台無しになった気分。
シークレット√ 魔女こいにっき
流石にビビるわ。



シナリオ☆2.5つ

「現代の物語」「ありすの過去の物語」「他ヒロインの物語」と一見バラバラのように見えて、実は繋がっていたという非常に作りこまれた作品。
細かい所で伏線が張られているし、ネタばらしにおいてもありすがおばあちゃんというのは予想しておらず、正体が分かったときはかなり驚いた。序盤のヒロイン√はだれる所もあったけど、後半…特に時計坂家関連から一気に話が面白くなった気がする。個人的に最初のエンドまでは☆3つ挙げられる。

ただ最後のシークレットエンドでマイナス。まるでデザートでクソ不味いケーキ食って、それまで食べた料理の味が一気に消し去る程。
ライターがかなりクセのあると聞いていたらこれほどとはな…。

でもまあ全体を通して見ると面白かったです。



キャラ☆2つ
ジャバウォック2 魔女こいにっき
ジャバウォック王ことたくみはかなりのヤリチンで最初は好感持てなかったが、ありすをずっと愛することを決めてからのたくみはかなり好き。ただ聖√で普通の好青年になってたのは何故?それだけが気になる。結局性格変わってた理由わからないし…。

ヒロインはどれも可愛いけどやはり崑崙ちゃんも凄い良いし、美衣も凄い好き。聖も可愛い。零のキレ芸も良いし。
ぶっちゃけ恋ちゃんもっと見ていたかったです。サブキャラ勿体ない。

後一番謎なのはカルボナーラ。え?お母さんでいいのこれ?



音楽☆2.5つ

OPの「花びらとりぼん」やEDの「永遠の魔法使い」はかなり今作と合っている曲。
どちらも個人的に良い感じのテンポで非常に良い曲。特に「永遠の魔法使い」はかなり好き。歌詞が凄いあってるし、まさにEDという感じがする。

一番衝撃的なのがヒステリア。「シークレットエンド」「男ボーカル」「イントロから滅茶苦茶騒がしい」と予想外すぎて一番ビビった。いやかっこいいんだけど合うかと言われると…。

後、ドラゴンバーガーがかなり頭に残る。



Rシーン☆1.5つ

使いまわしが多く、シーン自体も短い。というよりギャグ要素も兼ねている感じがした。
サブキャラにもシーンがあるのは良かった。聖のHシーンはかなりエロい。
ばんそー崑崙ちゃん 魔女こいにっき
ばんそーこんろんちゃん可愛い。


総合81点

最後の最後でしくじったがそれ以外は非常に良く出来た作品。
新島夕のゲームは初めてやったが、ああこういうライターなのねと理解した。なんでこう余計なことすんねん。
ただ少しモヤモヤするも心にしんみりくる読後感を感じたのは間違いない。良作と言える
  1. 2020/08/08(土) 20:52:46|
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エロゲ感想 ラブレプリカ

以下感想
ネタバレあり注意



















ラブレプリカ
Gardenより2013年に発売された作品。
ここのメーカーはこの1本のみで、これ以降は出してないみたいですね…。まあエロゲメーカーではよくあることだけど。


1章
青春 ラブレプリカ
皆で文化祭に向けてのバンド練習。合宿もやったり意味の分からない話題で笑いあったり等、よくある学園生活の日々…なんだけど、実は不治の病で人間が絶滅の危機になっているという非常に重い世界観。

序盤は馬鹿馬鹿しいほどにテンション高いやり取りのオンパレードで意味もなく笑えた。擬人化によるエリザベスもちょこちょこ動き回って面白かったし。そんな日常の中に僅かに顔を出す暗い雰囲気が怖い感じに思えた。
そして鈴がラブレプリカで死亡とまさか過ぎる展開。一応鈴がラブレプリカというのは予想はしてた。ただ死ぬとは…。
主人公も精神不安定になってるし、今後どうなるのか…。
鶏 
可愛らしさをプレイヤーに持たせてからのズドン。これはライターが上手いと思った。





2部


最初から最後まで賑やかし役。最早電波。言ってる事が支離滅裂な上、突然とんでもない行動を取ったりするなどカオスなヒロイン。しかし重要な場面ではしっかり真面目な所も見せたり、特に鈴の事はかなり大事にしているのが分かる。
前半はただの訳の分からない謎テンションヒロインだったけど、2部の個別に入ったらかなりの精神不安定に。ただ√後半はいつものハイテンションに戻ってた。
藍を見て鈴を思い出してしまう主人公に対しても、藍がそれでもいいと接してくれる場面は鈴も好きだったし主人公にも実は少なからず好意を持ってたんだなということが分かる。そんなシリアスのすぐ後にテンション振り切れるのだが。

ただえ?これで終わり?マジで?っていうタイミングでEDが流れて終了した。どういうこと?
好きになったきっかけも分かりづらいし、あれだけタイプじゃないと言っていたのに…2年間で変わったのかな?


鈴は実は2人いて、藍と思っていたのは鈴ファースト、鈴だと思っていたのは鈴セカンド。つまり藍は存在しないということが怜√で判明。
グランドEDをみて1人目の鈴の影士に対しての愛がとても深く伝わってきた。
これが死んでも救いたい大切な人ということなのか…。





みずほ
みずほ3 ラブレプリカ
幼馴染枠。主人公が絡むとヤンデレ風な行動をかますある意味で危険人物。
素直になれない暴力型ツンデレ。ピコピコハンマーをどこからか所持。そしてお手本のようなぐぬぬ顏もする等表情は割とコロコロ変わる。
そして主人公が好きすぎるヒロイン。告白してフラれたらギャン泣きするわ付き合い始めたら精力がつくヤバい弁当作るわ電気按摩で朝起こすわととんでもない行動を起こしまくる。
ただ鈴が死んで2年間精神不安定な状態の主人公を優しく母親のように包み込む優しさを持っているなど、幼馴染らしい陰ながら見守るようなところも見せている。
ぐぬぬ ラブレプリカ
理想的すぎるぐぬぬ。

後半ではみずほがGODSにかかるが、ここら辺の話は結構滅茶苦茶。人間の藍の中身が鈴になって、その鈴(藍)は実は人間じゃなくてラブレプリカで…みたいな説明が唐突にきてあまり理解できなかった。怜√プレイ後でようやく理解したが。

また主人公が鈴に対する行動があまりにも鬼畜すぎる。振った女性に対してドナーになってくれとか…人間が出来る行動じゃない。

みずほの献身的な態度や空回りやデレデレは見てて面白くて良かったが、後半の展開が理解できなかったり、主人公が三角関係で優柔不断だったりなど見ていられない所もあった。

鈴√のBADは完全にヤンデレになってて怖い。
みずほ ラブレプリカ
臭いフェチって所も割とヤバい。






怜 ラブレプリカ
お姉さん…かと思いきやおばさ……もとい滅茶苦茶年上の留年先輩。
主人公をやたらと手駒にとるような発言をしたり先輩らしい雰囲気もあれば、巨乳をいじられると照れたりする等初心な所もある。「~ゾ」という語尾も特殊。
後半では死んだ兄の遺言に縛られ続けるなど色々抱え込んでいたことも分かり、それ故に影士の心臓移植やおじさんの研究等今作において重要な所を調べるのだが…この√で今作の事件の確信に迫るとはまず思わなかっただろう。

鈴は実は二人いて2年前の事件で死んだのは一人目の鈴。二人目の鈴…もとい主人公と愛しあった鈴は生きていたが、統合失調症により藍になっていた…というトリック。
かなり乱暴な感じはするが一応の辻褄はあってはいる。何故鈴が移植できたのかも分かったし。そしておじさんが犯人というのも実際に手を下した訳ではなく、裏でおじさんが望む行動を起こさせようとしていたらしくそこらへんも結構曖昧。
ただ動機に関しては納得はいく。結局おじさんは不条理な世界や政治に振り回された結果妻を亡くしたある意味で被害者なのだろう。まあ実の娘を殺しているだけに悪なのは間違いないのだが。

結局影士にしろおじさんにしろ怜にしろ皆死んだ人の呪縛がずっと纏わりついていたんだな。それ故に未来を願った怜と過去しか見ていなかった影士やおじさんの対比が非常分かりやすかった。
今作の事件の核心に迫る√でかなり面白かった。

肝心の怜との触れ合いが少なかったのは残念だけど、主人公がおじさんの言葉に取り込まれるのを止めたりする等、事件の解決は怜の支えのおかげだったりするし、そもそも怜に協力しなければ調べようともせず真相は闇の中だったわけだから、怜は個別√のヒロインらしく、十分活躍したと言える。
おっさん ラブレプリカ
ここの本気演技は本当に好き。そしてどうしようもない世界なんだと実感した…。




千佳
千佳 ラブレプリカ
お姉さんぶる年下キャラ。
藍も変な明るさがあったがそれとは別ベクトルの明るさ。…頭のネジが取れてるのは藍と同じなんだけど。
「でゅふ」と変な笑いをしたり、所かまわずお姉ちゃんぶっては場をかき回したりするなどの賑やかし担当でもある。ただ真面目な所はかなり真面目。エリザベスを殺す所では最後まで殺すのを反対してたのは何となくホッとした。

そんなヘンテコキャラだけど実はラブレプリカという事実。だからエリザベスを殺すことに最後まで反対してたんだなと。
√に入っても調子のいい事言いまくるが、主人公の事をしっかりと見守ってくれている。みずほがGODSにかかってしまい主人公が悩んでいた時も、自らの腎臓を率先して渡したし、主人公が辛い時は抱きしめて慰めたりちゃんとお姉ちゃんしている。…まるで亡くなった本当の姉のように。

「愛は差別」という解釈は今まで聞いたことなかったが、説明も言われてみれば凄く腑に落ちた。確かに一人を愛する=その人が中心になる=他の人からみれば差別になる。なるほどと納得した。
好きな言葉の一つ。

オチ的に若干おまけ√っぽい?
千佳4 ラブレプリカ
ここでズコーってなった。






鈴3 ラブレプリカ
藍の双子の妹…もといラブレプリカ。1章では死んだかと思いきや生きていて藍の意識となっていた。
藍と違って引っ込み思案なような感じ…なんだけどそれは最初だけ。藍程明るくはないがこちらも頭のネジが少なからず取れている。丁寧な口調でとんでもないことを言い出す。主にエロ方面で。頭なでなでもエロくなるのだから驚きだ。若干ぶりっ子みたいな所もあったが…、

√は主人公、鈴、みずほの三角関係。起きた状況等から若干「君のぞ」に似ている。
とにかく主人公はクソ野郎でイライラさせられた。中途半端な関係で鈴を危険な状況にさせるなどこいつはまじで酷すぎる。
一方でみずほはあれだけ酷くフラれても泣きながらも生き続け、結婚式では「結婚おめでとう」伝えられる本当に良い女。これだけでもみずほの株が鰻登りだった。ラストがまさかの3人一緒エンドだったのは驚いたが…。

ウサミミなでなではかなり可愛い。


咲子
咲子2 ラブレプリカ
GODSやラブレプリカ等様々なことを知る倫理の先生。
最初は授業だからとはいえエリザベスを容赦なく殺すようにしたりするなど印象が悪かったが、どこまでも生徒第一で考える姿勢は素晴らしいものがあり、悪い印象はいつの間にか消えていた。

√はGODSそのものを中心とした√。この√で改めてGODSの恐怖を知ることができる。…人間のDNAに埋め込まれてるんじゃどうしようもないじゃん。
そしてまさかのおじさん裏切りによる鈴死亡…あのままいくと思いきやまさか裏切るとはな…。
再度絶望して精神不安定になった主人公を大人の女性らしく支える咲子先生…。試練といいながらも主人公をあらゆる面でサポートしようとしたり本当に好きなんだなと分かる。
結局問題は一切解決していない。ラブレプリカと人間の共存のために主人公や咲子先生は動き出したが、病気そのものに関しては治そうと思わないという結論になったのはあまりに見ない結末だなと思った。それだけこの世界が理不尽で絶望的ということなのだろう。




シナリオ☆2つ

1章は明るいが、2章はとことん重いシナリオ。
またギャグとシリアスの振れ幅が凄まじい。ギャグだと思いきや次の場面ではシリアスになってたり、ついさっきまでシリアスな感じだったのにいきなりギャグになったりと場面場面の切り替わりが激しすぎた。
テキストも叫んだり嘆いたりと主人公の地の文がかなり感情的で見づらかった。
しかしシリアスのどうやっても抗えない絶望の雰囲気は非常に良く出来ている。良くも悪くも荒削りなゲームのように思えた。

そして絶滅寸前の世界観の中でも主人公達が懸命に青春しようとしている姿はとても眩しく思えた。



キャラ☆2つ

主人公がとにかく酷い。行動の大半が自分の保身で、主人公の行動でヒロインが傷ついたら後悔するの繰り返し。自分に決定権があるにもかかわらずなあなあになっているのはかなりイラついた。
それ以外のキャラも一癖も二癖もある。一番良かったのはみずほ。フラれても一途に支え続けるヒロインとしてとても好感が持てた。ヤンデレは怖いけど。
みずほ7 ラブレプリカ
失恋を乗り越えて祝いの言葉をあげるみずほ…。


音楽☆2.5つ

最初に流れる「LOVE/Beat」がいわゆるOP詐欺。凄く明るいバンド物かと思いきやこれだよ!
OPの「Binary star」はとても良い感じ。明るい曲なのに歌詞が悲しい感じのギャップがまた良い。
ムービーの出来も凄く情報量がとにかく詰め込まれた良OP。
EDの「アイノウタ」は「愛」の歌でもあるし「藍」の歌でもあるダブルミーニングのような曲。メメントモリバージョンも良いが個人的に普通バージョンの方が好き。


Rシーン☆0.5

陰毛が描かれているのは驚き。シーン自体は短く、差分も少ない。
加えて声優の演技もエロシーンでは微妙。特に鈴のエロシーンは喘ぐというより叫んでいるような感じがしたいたこともあり実用性は無い。精液描写も極端すぎる。特に怜√。



総合78点

とにかく荒削りで問題点も多い今作だが、それ以上にとにかくやりたいことをぶつけていこうという気概がこのゲームに表れていたと思う。
今後が楽しみなメーカー……だったのに1作で終わってしまうのは悲しいものだ。


  1. 2020/07/21(火) 20:35:13|
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