今回はエロゲのみの雑談となります。
興味ない人はプラウザバック。
今年もあっさりこの時期が来ました。
先日2017年発売された新作を全て終えましてようやくここまできました。
この総合感想も2013年から初めて早5年目。
2017年は個人的にメーカーが色々挑戦してきたなと印象があります。
ワールプールもロープラに手をだしたり、Augustに至ってはソシャゲに登場するという結構な試行錯誤が伺えます。
でもやっぱりパソコンでじっくりポチポチ淡々と進めるというのもエロゲの醍醐味だとも思うのです。
前置きはここまでとりあえずまた例年通りベスト10やっていきます。
なおあくまで個人的感想になるのでご注意を
10位 ニュートンと林檎の樹
前作よりも真面目になったラプレシアン。
アリス√のラストの姉妹のカットは非常に良い。
ヒロインとして四五は非常に一途で可愛い。
OPの風の唄は名曲。
そしてラビのエロはまじで笑わせてくる。
9位 Chrono Box
圧倒的グロ。そして大量のサイコパス。
余りに救われない世界観だがその実非常に凝ったシナリオ。
細かい部分で伏線が散りばめられており僅かな会話でもそれが出ている。
そして屍ちゃんが悪サイドかと思いきや今作屈指に純粋で健気なヒロイン。
個人的に最高にビビったのは筮のラストのバスケットボール。あれは生涯忘れることはないだろうなあ…。
8位 キミの瞳にヒットミー
今作の評価点は一点集中、全てはみこ√に詰まっている。
ヒロインの可愛さを活かすだけでなく他ヒロインとの掛け合いや主人公とのやり取りは凄くこそばゆかった。
みこ自身もいじられキャラでありながらも主人公の事を大切に想っている。
母親とのやりとりで寝たふりをしてたり、神社で手を合わせているみこは凄くGOOD。
まあようするにみこ√はキャラゲー最高峰の出来。
7位 もののあはれは彩の頃。
最初は絵師目的で買った今作だが予想以上に凝ったストーリーだった。
すごろくを利用した伏線の数々は脱帽。
琥珀の色のトリックやモノローグの意味など設定もふんだんに利用しておりよく考えられている。
ラスボス自体の決着のつけ方もすごろくらしい結末だった。
2017年における最大のダークホース
6位 アオイトリ
小夜√の結末も意外性があって面白かったが、やはりあかり√が素晴らしい。
特に力を奪われてからラストまでは熱中してしまった。
あかりのダークヒーローっぷりはもはや主人公でいいじゃないのかと思うほど。
OPのアオイトリ、EDのタビダチノトリ、二人だけのカーテンコールは全て神曲、特に二人だけのカーテンコールは流れるタイミングも最高。
前作よりも好き。
ここから5位
5位 桜花裁き

裁きシステムが非常によくできておりフェイクも混ざって色々考えさせられた。
特に黒幕との一騎打ちでの最後の証拠の提示はここでこれを持ってくるかーと納得しながらプレイしてた。
個別は彩花√が非常によくできており、逃避行しながらも鈴と出会いや別れを経験しながら愛を深めていくシナリオに感動した。
音楽の盛り上がりも反則。メインテーマの時点でここまでひきつけられたらそりゃあ敵わないわ。
キャラも非常に多く出ており魅力的ありすぎ。バッテラとかバッテラとか。
そしてキャッチコピーは2017年で一番好きだった。
「言葉は刃、斬り裁け」
4位 金色ラブリッチェ

少しずつ(個人的)評価を上げてきているサガプラ。
俺の中ではTOPクラスの天才ライターさかき傘を引っ提げて描いた今作はOPから予想もできない感動物。
理亜√での金髪の伏線の回収から始まり、人生を後悔無くゴールデンタイム(輝ける時間)を作っていくのか、カッコよく生きるとはどういうことなのかというのを思い知らされた感じです。
後半の展開や主人公の理亜への想いを聞いてもう感動しっぱなし。
流石「ひこうき雲の向こう側」のライターですわ。
玲奈√の友人でありながら恋人という関係も上手く描かれており、その絶妙な空気感も素晴らしい。
TOPレベルのキャラゲーシナリオ。
ここから3位。印象に残ったシーンと一緒にどうぞ。
「あはははははは!面白ぇなぁ!やっぱり、戦は刀だぜ!」「よく聞け!薩長の兵たちよ!日本広しとはいえ、オレほど戦って戦って戦い続けた者がいたか!」「京、大阪、関東、奥州!そして蝦夷!ここまで戦い尽くした者は日本広しとはいえ、オレぐらいのもの!」「信長や秀吉でも、ここまで戦い尽くしはしなかっただろうよ!」「たとえ、薩長が天下を取ろうとも、これだけは拭い去ることのできない事実!」「そして、この浅葱色の隊服こそ最強! 新選組こそが最強だ!」
3位 幕末尽忠報国烈士伝-MIBURO-
ラストや所々で言いたいことはあるがそれでも引き込める熱いシナリオはそんなマイナス評価を叩きのめす力があった。
登場キャラ一人一人の心意気や生きざまが尋常じゃなくこめられている今作はまさに魂の作品と呼べる。
特にヒロインのひじりん、土方歳三は前半の鬼の総長から皆から頼られる熱い総長への成長はもう興奮しっぱなしだった。
シナリオ自体は歴史に沿った形のため予想は出来るもののその中でどのように思ったか、どのような行動をしたのか細かく知れたのは良かった。
ぶっちゃけ歴史の勉強にもなった。まさに「エロゲで学ぼう新選組」
それ以外にも坂本龍馬とひじりんの関係や縁の章の平八の別れのシーンは感動したりもした。
熱く涙も流せる今作。マイナスもあるがプラスもあるじゃじゃ馬ゲーと評価したい。
イニーツィオ・デッロ・スペッターコロ
「抜き手も見せぬ居合い抜き」
オブザーバー
「……見つけたぞ、観測者……」
2位 景の海のアぺイリア
股間で戦う主人公という空前絶後の今作。
敵味方問わず真面目に下ネタバトルを繰り返すキャラ達は非常に面白かった。
しかしそれ以上にタイムパラドックスや多次元世界などのSFがこれでもかと詰め込まれており非常に良く練られて作品ともいえる。
なにより一転二転する展開には度肝を抜かれた。観測者の正体に関しても。
ヒロインは三羽が一番素直になれない感じがまた良い。
そして普段は馬鹿だがいざとなったら命をかける変態主人公・零一に仮面+デザイアがチートクラス+威厳たっぷりなライバル的敵サイドキャラ・シンカーも
すごい魅力的なキャラだった。
とにかく先が気になる作品でガンガン進めてしまうほど面白かった。
今年のシナリオゲーを上げるならTOPクラス。なお結構難解でもある。
「ノブチナちゃん」
「もうがんばったよ」
「たくさん――……耐えたよ」
「うぅぅぅぅっ、うぅぅぅぅぅ…………」
「ああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!!」
「なんだよぉ……」
「なんだよぉぉぉぉ……」
「シャンプー、変えてんじゃーん……!!」
「いくぞ、ノラ!」
1位 ノラと皇女と野良猫ハート2
前作ノラととのクオリティを落とすことなくさらにレベルアップして帰ってきた続編。
相変わらずの何を考えてるのかわからないキャラ達のギャグラッシュはツボに入りまくり。
ただ今回はそれ以上に「家族」をテーマにしているとも思えた。
ノブチナ√では劇の後の叫びや、実の母との久しぶりの再会は思わず涙を流してしまうほど。
そしてルーシア√はルーシアの可愛さや魅力を爆発させた最高のシナリオ。
今まで妹を守るだけだったルーシアに愛する者ができてからの不器用な彼女は非常に微笑ましく思わず笑ってしまうほど。
OPのクライングハートもアイリスのための歌でサビの盛り上がりもすごく良い。ムービーのサビに入る直前のルーシアは最高のタイミングだと思う。
BGMもギャグの面白さの後押ししている。
エロも上々で全てにおいて高いレベルをたたき出した今作を2017年TOPとして上げたい。
思えばアニメ化とか色々人気になったけど、そこで止まらずに良い物を持ってこれたのは流石と言えよう。
以上個人的ベスト10でした。
そしてたまたまですが今回ベスト5の内4作品に小鳥居夕花がヒロインとして出演してるという奇跡。
(あとわかった範囲だと秋野花、遥そらが3作品)
と今年はノラとと2がTOPというところでした。
正直3位が一番迷った。
でもどれだけ面白いかということを考えたらやはり熱中できたMIBUROかなと思い3位です。
正直どれも面白いと思います。
ですがアペイリア、ノラとと2は一つ抜き出た感じでした。
さて世間では今年は2016年に続き不作といわれるかもしれません。
確かに話題になる作品も少なく、最後の最後でなんとか金恋やMIBUROが出たもののそれまでは中々難しい感じでした。
ただやはりだめな部分よりもいいところを探すのが重要だと思うのです。
不作かもしれませんがそれでもいい作品は必ず出ているでしょう。
何より買ってプレイもせずにあれがクソこれがクソとか言ってる馬鹿はマジでクソくらえです。
買ってプレイしてから文句言いましょう。
…だから俺はドルフィンブレードに対してはありったけの文句を並べることができたんですからね…。
来年も色々新作が発売されるということで毎年のように期待もしています。
2018年も変わらず購入して短いながら感想も書きますのでまあ参考程度にしてくれれば幸いです。
それではまた来年!
…いやブログ自体は毎日更新しますよ。
エロゲ以外の内容でもね。
- 2018/01/05(金) 21:50:52|
- エロゲ総評2017年
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