以下個人的感想
ネタバレあり絶対注意!

Azuriteの新作。
ここメーカーは全作プレイ済み。
原画も豪華でライターも良く聞く名前ということもあり、今月最も期待できる枠。
雰囲気ゲーなのかどうなのかはまだ未知数。
共通
神様や妖怪や人が暮らす町が舞台。
まだ共通部分なためな確実なことは言えないが、ヒロイン4人とも淫魔やら幽霊やら神様やらっていうことは、まともな人間はいなさそう…?
1~3章まではそれなりに独立して話が進むためわかりやすい。
1章の人狼と経立は、完全に憎み合ってるかと思いきや、実は友情。
生贄とか色々物騒な言葉が出てたが、それも全て人狼のためだったとは…素直に感動した。
正に喧嘩するほど仲がいい。

この猿ツンデレかよ!
2章に関しても村を燃やした竜胆様の従者に対して、お咎めなしというのは気になったが、山神と水神の垣根を越えた恋愛は「ロミオとジュリエット」を思い出した。
共通の割に結構クライマックス感があって面白かった。
…その勢いを個別√でもいけるかどうか…。
また色々抱えているヒロインばかりでどのような結果になるのか…楽しみだ。
…多分白√がトゥルーかな?
みだり

序盤は淫魔(サキュバス)らしさが少なかった彼女だが、付き合った後は完全に淫乱モードに。
朝だろうと学校だろうと精を吸収しようとする姿はエロい。
ただ清楚さが失われたわけでなく、令嬢のような口調や仕草、そしてちゃんと主人公の事を想っているのは〇。
スタイルも相まって破壊力抜群。
√では淫魔という種族の壁というのが立ちはだかった感じ。
人と好き合うと勘当され、二度と元の世界に戻れないという、割とありがちな設定。死の病と言ってる時点でなんとなく恋が駄目というのは察していたが…。
しかし、妖異の夫婦の愛から、みだり自身が恋から逃げずに告白。
そして最後は人、神、妖異関係なく皆で睦季とみだりの結婚の儀に参加し祝福を交わし合う…正に優しい世界観に相応しいラストだった。
結局みだりの年齢のことは解決してなかったり、家族の心配は実は杞憂だったり(末妹以外)色々もったいない√でもあった。
が、それでも、種族を越えた垣根のない優しさがとても胸にのこる良い√だった。

付き合ったら表情を表に出してくれるヒロインは可愛い。
花子

√に入ったとたんに睦季に対しての好き好きが爆発。
恋に対しての好奇心もあったということもあるのだが、それでも√開始から6章までずっとラブラブしてた。
恋を知るために色々なことに積極的になる花子さんは可愛かった。
また独占欲も高く、漫画喫茶の膝枕や学校でもくっつきっぱなしだったり…触れ合うことが好きな娘なんだろうな…。

猫みたい
6章になると今まであまり触れてこなかった水虎としての側面も露わに。
かつての仲間との会合、そして戦闘で弱くなったことを実感した花子の弱弱しい感じは、今までの自由奔放さと大きく異なっていて驚いた。
ただ最後は恋を通じて愛を知り、睦季の嫁になると言い出した時は、いつもの花子が戻ってきたと安心したものだ。
最終的に闘争はどうなったのかというのはわからずじまいだった。
だがこの√はあくまで「花子が恋の意味を知る」ということを重要で、最終的に花子が恋を超えて「睦季との幸せこそが愛」という答えを導き出した。
花子の知りたかったことを、睦季との付き合いにより知れたというのは良かったと思う。

この水着もっと着てほしかった。
由岐奈

例えの表現のバリエーションの多さといい、常時強気な態度といい、他ヒロインとはまた違ったオーラを醸し出したヒロイン。
ただ、それも強がった態度と知るとそれも可愛い感じ。
また人一倍ヤキモチ焼きで、白との時間の方が長いと知ると嫉妬したりする。
ただそれ以上に一番ヤバかったのは裸Yシャツ。あれはヤバい反則だ。可愛すぎる!

こんなん襲うだろうが。
シナリオ自体は、睦季の過去や、約束が中心に展開。
言葉による約束がどれほど重い物なのかというのがよくわかる。
最後が意外な終わり方だったが、まあ着地点としては理想的なんじゃないかな。由岐奈の魔法使いとして生きていくと考えるならば。
しかし中盤以降睦季が全てわかってる前提で話を展開してしまい、説明もほとんどなく理解しづらいところが多かった。
また蒔奈の正体に関しても説明不足が多い。まだ色々謎が解明していない状況のはずが、√はいったときの日常のパートでいきなり「蒔奈は妖異」とポロッとでてきたりして、読んでるこっちとしては「え?いきなり?」と少々戸惑ったりもした。
妖異が特に関わってる分由岐奈√が最も複雑な感じ。
後半にまとめて説明するのではなく、合間合間に説明を挟んでほしかった。
白

ちっちゃいのにおっきい。
本人はお姉ちゃんお姉ちゃんとい連呼する割に、天真爛漫なせいでお姉ちゃんという感じがしなかった。
ボイスも相まって純粋な子供みたい。ただそこに癒される。

表情も子供っぽい。
そしてトゥルー√扱いのためか他√よりもボリュームは若干厚め。
途中由岐奈が裏切って対決するのかと思いきや、結局最後まで対峙しなかったのは意外だった。
…まあそこは睦季のおかげという所か。
紅と白の姉妹の仲直りのシーンも良かったが、やはりラストの白と睦季の卯子鳥様になるところは一番くる。
途中からなんとなくわかっていた展開とはいえ、あの精霊の光に包まれたCGは反則。

グッときたシーン。
…それにしても白とのHシーンって普通の人が見るとひとりで腰降ってるような感じになるのだろうか…(空気ぶち壊し)
シナリオ☆2つ
最初は、悪い妖異と戦い、町の平和を守るどこぞのヒーローのような物語なのかなと思ってた。
だが悪い妖異がいるどころか、様々な経緯から妖異となり、それらを魔法使いである睦季が平和に暮らせるよう力を貸すという非常に温かい物語だった。
ちなみに一番好きな話は1章、次いで白√最終章。
ただ、説明不足な所もあり(特に魔法関連や、ヤマンバ関連)どうしてこうなったのかイマイチ把握しきれない所もあった。
キャラ☆2.5つ
原画がとにかく豪華。そのおかげもありヒロインは可愛く魅力的。
特に好きなキャラはみだり。あのエロさやほわほわ感は最高です。
サブキャラも人狼と経立が特に良かった。経立の従者っぷりは敬意に値する。
ただフェレスは最後まで悪魔を貫いてほしかった感もあったり。
音楽☆3つ
BGM、歌どちらも非常に良い。
「魔法使い」のRPGの戦闘曲のようなBGMも良いし、「明日の風」もどこか悲壮感があってしんみりする。
OPの「ココニイルカラ」はエロゲでは久々のいとうかなこ。イントロから凄い惹かれた。
ムービーもサビの所からの花子の陣、満月バックの人狼等は特に好きな場面。
そして白√EDの「Re:promise」はあのラストの後にこの歌を流すという良采配。泣きかけた。
Rシーン☆2つ
一番ヤバいのはみだり。サキュバスのせいか一番エロい。
おまけのシーンのむっちり感もたまらない。
また直接Hシーンではないが由岐奈の裸Yシャツは反則クラス。普通に本番Hシーンがほしかった。
総合78点
町の雰囲気などからおとぎ話というに相応しい出来だった。
優しい世界観というのは今作のことを言うのだろう。
中々な作品。
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- 2019/06/04(火) 22:39:15|
- エロゲ感想2019年
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| コメント:4
コメントありがとうございます。
返信させていただきます。
簡単なネタバレですが、true√では、最後、幽霊である白とすでに転生している主人公の二人は消え、卯子鳥様という神様を経て、生まれ変わるという終わりとなっております。ですので消滅√という感じですが、離別とはまた違う感じですかね。
ですが現世から消えるというのは事実ですので、そのようなシーンが苦手ならば少々辛いかもしれません。
参考になればありがたいです。
- 2019/06/14(金) 00:29:50 |
- URL |
- 音夢21 #-
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そうですね。
一応生まれ変わって再開を匂わすような感じでもありましたが…。
ただ現実での仲間達との絡みもなくなるので大団円というには程遠い終わりだと思います。
結構心が痛いエンドですね…。
- 2019/06/14(金) 21:50:51 |
- URL |
- 音夢21 #-
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